「コロボックル絵童話(3) トコちゃんばったにのる」 自信を持っておすすめしたい みんなの声

「コロボックル物語」は、児童書シリーズが単行本と文庫本で出ていますが、小学生高学年向けのページ数でしょうか。
こちらは絵本版「コロボックル物語」で、小さなお子さんにもわかりやすく、読み聞かせにもぴったりではないでしょうか。
村上勉さんの味わいあるイラストもとても魅力的です。

秋祭りのバッタ競争に出るために、トコちゃんは、チョコちゃんの協力もあり、バッタを捕まることが出来て本当によかったと思いました。１０日間も時間を費やした甲斐があって捕まえれたのに、ちょっとした隙にバッタから落ちて草の上に転がり落ちる残念な結果になったけれど、お父さんの言うように、「えらいぞ。今年は、勝てなくても、えらいぞ。競争に出ただけで、えらい。」と褒めたたえるおとうさんがステキだなあと思いました。やっぱり、褒めることっていいなあと思いました。

佐藤さとるさんの「コロボックル物語」シリーズにはまってしまったお母さん方、かなりいると思います。
私ももれなくその口です。
だから、子供に読み聞せるというよりも、自分自身が懐かしく読んでいるところがあります。
佐藤さとるさんとの黄金コンビである村上勉さんの懐かしい絵も健在です。
さらに、色鮮やかによみがえったこの絵本は、娘にも読み継いでほしいと思っています。

物語は、小指の半分くらいの大きさしかないコロボックルの男の子『トネリコのヒコのトコ』、通称トコちゃんが主人公。
今回は、トコちゃんの妹のチョコもでてきます。
コロボックル山の秋祭りで、バッタ競争にでるトコちゃんは、妹のチョコをつれてバッタ取りに出かけます。
みごとバッタを捕まえたトコちゃんは、そのバッタでバッタ競争に初出場。そして・・・

娘は、バッタが大好きです。
毎週日曜日には、バッタ取りに行かされます。
こんなにバッタの好きな女の子はいないんじゃないかしら・・・
バッタに限らず、虫が大好き！
こんなんでいいのかと、不安もあるのですが・・・

その娘の好きなバッタが出てくるので、とても楽しく聞いていたようです。
私も、懐かしく思いながら読んでいました。
バッタもコロボックルたちも、よく似ていて違いを探すのに苦労していましたが・・・