天の火をぬすんだウサギ」 みんなの声

天の火をぬすんだウサギ 作・絵:ジョアンナ・トゥロートン
訳:山口 文生
出版社:評論社 評論社の特集ページがあります!
税込価格:\1,430
発行日:1987年
ISBN:9784566002708
評価スコア 4.56
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  • 息子にとっての思い出絵本

    息子にとって、このお話はすごい思い出深いものになっているようです。
    年長でいったお泊り保育。
    そのときに、先生がペープサイトでみせてくれたのが、
    このお話だそうです。
    帰ってくるなり、
    「ママ、天の火を盗んだのはウサギだよ!」とか、
    「鹿のしっぽがみじかいのはね・・・」
    など意味不明なことをいわれ、???だったのですが、
    読んでその理由がわかりました。

    息子の園のお泊り保育には、キャンドルファイヤーがあって、火の神さまが登場するのですよね。
    その動機づけに読んでもらったようです。
    先生、素敵な選書ありがとうございますね〜。

    人間はけっして人間だけではいきていけない。
    自然の営みに感謝し、自然に助けられながら生きていけるんだといったインディアの教えが少しでも理解できるといいのですが・・・

    投稿日:2007/10/20

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    1
  • これぞ読み聞かせの醍醐味

    いかにも火の周りに集まって長老に聞かせてもらう神様の物語、といった風情の神話でした。
    自然と共に生きたネイティブアメリカンの神話が2つひっついた形で展開していきます。
    子供がつい夢中になるような、アニメにしても良さそうな物語らしい物語で、私にも力が入るし、興味を示さなかった娘もものすごく真剣に聞き入っていました。
    ストーリーテリングとしてお話だけを集中して聞いてみるのも楽しそう。

    ”神様”が”天の人”とされており、高い山のてっぺんに住んでいる人と描かれています。これもわかりやすさに一役買っていると思います。

    子供としては、後半の、今の動物の体がこうなったわけがおもしろかったようです。
    次々リレーで火を持ち帰り、最後に隠す場所。なるほど。
    現代の私たちがよ〜く知っている場所ですよ。
    海外のお話なのに、心に響きました。やはりアニミズムへの信仰心からか、ネイティブアメリカンのお話は私たちの本能に訴えかけるものがあります。
    こんな伝承を、物語としてさりげなく聞かせてあげられるのも、読み聞かせの醍醐味ですね。

    投稿日:2007/05/17

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    1
  • 火も自然からのめぐみ

    • おるがんさん
    • 40代
    • ママ
    • 高知県
    • 女の子14歳、男の子12歳

    子どもの頃、キャンプファイヤーで火を持ってくる女神がいましたが、
    どうやって人間が火を得られたのか、考えたことがありませんでした。

    この絵本では、火を森に隠します。
    木と木が風でゆれ、こすれあって火が点いたそうです。
    人間は、自然に助けられています。
    そのことを話しながら、子どもたちに読みました。
    いつもはやんちゃんな男の子たちも、しーんと真剣に聞いてくれました。

    投稿日:2007/05/10

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    1
  • 神話のすばらしさ

    まだ地上に“火”がなかったころのお話。
    どのようにして地上に火はやってきたのかという神話です。
    寒々とした地上に嫌気がさして
    天上に住む人(神さま?)からなんとかして火をもらいたいと思った賢いうさぎと様々な動物たちが奮闘するのですが
    お話の中でシカや七面鳥などがなぜ今のような姿形になったのかといういわゆるルーツのお話も織り込まれていてすごく興味深いです。
    解説にも書かれていましたが
    “人間が生きるためには 人間以外の自然から助けてもらわないといけない”という北米インディアンの自然や動物たちに対する考え方には感動してしまいました。
    先人の知恵には大いに学ぶところがありますね。

    投稿日:2007/05/10

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    2
  • 神話は小学生向きですね

    姪っ子には神話はまだ早かったようです。とりあえず最後までは聞いてもらったけど、2度目に読んでということはありませんでした。

    私は神話的なものは好きなので、よかったと思います。絵も綺麗だし、うさぎが天の人から火を取って逃げるところなど、はらはらしましたけどね。それでそれぞれの動物に火が渡るところなど、はぁこれが神話なのだな。いいねぇと思いました。

    姪っ子には神話はまだ早かったので、小学校にあがってからもう一度読ますつもりでいます。

    投稿日:2007/01/31

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