重症心身障害児の利用者さんとも関わる身としては、鋭く問いかけられるような写真絵本です。
「やさしいカタチ」は、「姿勢保持装置」を言っているようですが、それ以上に深い意味を受け取りました。
彼らの使用する車椅子は、その人その人に合わせた仕様になっています。
運動に使用する器具も、個人の特性に合わせています。
でも、「やさしいカタチ」は機材のようなハードの問題には終わらないのです。
人間である利用者さんは、様々な個性を持っていて、普通に会話できる人もいれば、コミュニケーションそのものが不確実性を伴う人もいます。
自分に問われるのは、ソフト部分の「やさしいカタチ」です。
不確実ではあるけれど、彼らと通じ合えたと感じられた時の気持ちは、この上ない達成感であることもあります。
そんな要素も凝縮しながら、障害者と向き合う人たちが紹介されています。
障害者への理解を求める写真絵本でもあります。
多くの人が受容できる社会であって欲しいと願います。