はろるどの持っているむらさきのくれよんは、とっても不思議。
月夜のさんぽに出ようとして、月が出ていないなら、くれよんで描いてしまおう。道も、木も、ドラゴンも、はろるどが思いつくままに描いて・・・。
描いたものが実際に現れるのか、描いた中に、はろるどが迷い込んでしまったのか、どうなっているのかわからない不思議な世界で、はろるどのおさんぽは続いてゆきます。
ハラハラドキドキしながら展開していくストーリー。はろるど以外はすべて、むらさきのくれよんで描かれた線。
はろるどが、ようやく家について、ことんとゆめのなかへおちたところで、読んでいるわたしも、はろるどの夢からさめました。
こういう不思議な世界のお話、夢があって、大好きです。
こどもだけではなく、おとなも引きこまれます。
こういった絵本や童話を読むことによって、実生活ではありえない空想の世界を思い描き、どんどん想像力が豊かになっていくんだなぁと思いました。