間違いなく大人のための絵本です。
そのくせ、読む人によって様々な世界を提供してくれる絵本だと思います。
全ページを通して、今はいない女性への焦がれる男性の思いに満ち溢れています。
女性との思い出に満ち溢れています。
そして男性は一人暮らしのようです。
女性はどうしたのでしょう。
どうして男性はその女性を待ち続けるのでしょう。
裏表紙の内側の絵が意味深です。
男性が暮らしている部屋の他に、1つだけ明かりのついている部屋があります。
もしそこに彼女がいるのなら、彼女にとって男性が過去の人であるなら、即刻未練は断ち切るべきです。
よりを戻せる仲ならば、遠い昔への感傷であるならばと、二人の空白の長さを考えてしまいました。
これを夢見る世代が読んだら、思いは別のところに飛んでいくのでしょうね。