実際に日系アメリカ人として、第二次世界大戦中にどのような扱いを体験してきたかを、当事者が語る実話絵本です。
ミッシェル・リーさんの丁寧な絵で、その体験をきわめてリアルに感じることができました。
その当時の扱いが、現在のトランプ政権のアメリカ・ファーストの思想に似ていると書かれたあとがきに、過去の記憶を現在に引き戻した感があって、偏見による排他主義の重さを感じました。
収容所に入れられた日系アメリカ人は、アメリカ人として兵隊となるか否かの選択を迫られたそうです。
忠誠を誓った者とそうでない者との生活が、そこで分かれました。思想の自由はどこにあるのでしょう。
自分事として捉えたとき、どこか今の日本がそんなところを歩いているような気がしてきました。
ジョージ・タケイは俳優であり、公民権活動家として日米友好化等の様々な功績を作られている人です。
その活動に目を向けることも有意義だと思います。