子育てが一段落してからは、新作の絵本をチェックすることもすっかり遠のいていました。そんな中、本屋さんの絵本コーナーで、ふと目に留まったのがこの本です。
絵の素晴らしさはもちろん、そのお話の深さにすっかり引き込まれてしまいました。
特に心に残ったのは、フクロウの言葉です。
「人間はいつだって無意味に殺し合っているよ」
「生き物の命はつながっているんだ。人間以外は……」
そんなシニカルでシリアスな台詞が、今の世界や人間の愚かさを静かに、でも的確に捉えていると感じました。「動物たちから、本当にこんな風に思われているのかもしれない」と、ハッとさせられ、深く考えずにはいられません。
子どもたちだけでなく、ぜひ多くの大人の方にも手に取っていただきたい、心に深く刻まれる絵本です。