「どうぶつはいくあそび」 なかなかよいと思う みんなの声

俳句の作者は詩人です。
でも、常識にとらわれず作り上げた五七五には脱帽です。わかる句、首をかしげる句、様々ですが、解説にねじ伏せられました。
片山さんの絵も笑えます。
小型本なので、子どもたちと一緒に楽しめないのが残念です。

見開きごとに、１種類の動物が読んだ俳句を紹介していくスタイル。
俳句から、動物たちの気持ちが伝わってきて、楽しいです。
片山健さんのイラストが温かくて、可愛くて、癒されました。
こんな絵本と触れ合ったら、小さい頃から俳句で遊べるんですね。
自分でも俳句を作りたくなると思います。

じわじわとおかしくなってくるような俳句がいっぱいあります。絵がカラフルで楽しくて、ことばのおもしろさにぴったりあっています。

「ばけものの　はえにのまれた　けさのゆめ」
がおかしかったです。絵も迫力があります。かえるも夢を見るのかな、と笑ってしまいました。
「いなずまに　まばたきもせぬ　９０さい」
は、ワニの特長を上手くあらわしているなと感心しました。

かわいいサイズに惹かれて、次女が借りてきました。
４才児に俳句なんてわかるわけないよね・・・なんて侮れません。すぐ飽きちゃうだろうなあ、なんて予想はみごと外されてしまいました。
くどうなおこさんの｢のはらうた｣にも通じますが、動物たちがおもいおもいの俳句を詠んでいます。
次女のお気に入りは、ねこ語で書かれたねーこの句。
何度読んでもゲラゲラ大笑い。
こっちまで、楽しい気分になれました。
かたやまけんさんの、のびやかな絵もいいですよ♪