オオカミクン」 みんなの声

オオカミクン 作:グレゴワール・ソロタレフ
訳:ほりうち もみこ
出版社:ポプラ社
税込価格:\1,430
発行日:2001年
ISBN:9784591070420
評価スコア 4.5
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  • 見事な色使い

    • あまたろうさん
    • 40代
    • ママ
    • 千葉県
    • 女の子7歳、男の子7歳

    あるところに、オオカミを一度も見たことのないうさぎと、うさぎを一度も見たことのない子どものオオカミがいました。そんな二人がひょんなことから出会って…。
    色使いが見事です。背景が真っ赤や真っ黄色といった大胆な配色なのに、なぜかドギツイ印象を与えません。それは、登場するオオカミやうさぎの繊細なキャラクターのせいでしょうか。本を閉じたあとも、二人の友情の温かさが余韻となって響いてきました。遠目もきくし、ストーリーも素敵だし、学校などでの読み聞かせにも適していると思います。うちの娘は、私が読み聞かせたあと、自分で手にとって1枚1枚めくってしばらく眺めていました。子どもの心を捉える何かがあるようです。

    投稿日:2007/01/13

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  • 「こわい」を共有する事の意味は?

    • MAYUMIさん
    • 40代
    • ママ
    • 大阪府
    • 女の子22歳、女の子20歳、女の子18歳

     おおかみを一度も見たことのないうさぎと、
    うさぎを一度も見たことのないおおかみとのお話。
    うさぎのトムに「オオカミ」という名前をつけてもらい、だいの仲良しになった二匹。
    【うさぎがこわい】ごっこや【おおかみがこわい】ごっこをして、遊んでいました。
    【うさぎがこわい】ごっこをしている時、オオカミクンは少しも怖くなかったけれど、
    【おおかみがこわい】ごっこをしている時、トムは、いつでもとってもとっても怖かったのです。
    ある夜、トムは、オオカミクンに食べられてしまう夢を見て、穴の中に閉じこもってしまいます。
    訳がわからず悩むオオカミクン。
    さて・・・・二匹はこれから先・・・・?
    仲良しの関係でも、ちょとした環境や立場の違いから、知らず知らずに相手を傷つけてしまう事ってありますよね。
    相手の気持ちを考える事・気持ちを共有する事について気づかせてくれます。
    赤をベースに原色の背景の中に描かれた黒のオオカミクンは、ちょとこわいですが、最後にトムと手をつないで立っている後ろ姿は、どこか優しげです。

    投稿日:2006/10/28

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  • 想像する心

    • 金のりんごさん
    • 40代
    • ママ
    • 神奈川県
    • 女の子12歳、男の子9歳、男の子6歳

    嫌なニュースが多いなぁと心を痛めていたところ、我が身にもちょっと信じられないようなトラブルが降りかかってきた最近、つらつらと思うのが全体的に想像力が欠如しているのではないかということです。

    『オオカミクン』では、自分では気づかないうちに相手を傷つけていること、そして自分が相手と同じ立場になって初めて、相手がどんなに傷ついたかということに気づくことを描いています。
    自分以外の人がどんな気持ちでいるか想像すること、その大切さを訴えている絵本です。

    絵本を読み続けることで、子どもにも自分と違う立場にある人の気持ちを想像すること、その気持ちに添おうとすることを自然に学んでいって欲しいと切に願います。

    投稿日:2006/09/18

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  • 悪気なく不快感を味わせていました

    この本の帯に「テーマはいじめ、中高生にも読んで欲しい・・」とありました。
    が、私は、「テーマはいじめ」というのは、ちょっと言い過ぎなんじゃないかな・・・と思いました。

    オオカミクンとうさぎのトムは友達になります。
    はじめ、小さかったオオカミクンもだんだん大きくなって、
    「おおかみがこわい」ごっこをしたときに、いつしかトムは、オオカミクンが本当に怖くなり、食べられてしまうのではないかと家に閉じこもって出てこなくなります。
    オオカミクンは全く、悪気もウサギを食べるつもりもありません。

    確かに、悪気はなくても、相手に不快感を抱かせてしまうことは、多々あります。
    この絵本では、オオカミクンが、自分も怖い目に合い、「オオカミが怖い」ということを身をもって体験して、トムが、嫌だと思うことはしないでおこうと決めるのです。

    が、人間界では、そう簡単に相手は悟ってくれません。
    こういう、悪気がなくて、相手が気づいていない場合、話し合いが一番重要。誤解を解くこと、信頼関係を築くことが大事です。

    日本には、この手のテーマの本で、「あらしのよるに」という名作があるので、少し、物足りない気がしました。

    投稿日:2006/06/20

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  • ハッピーエンド

    色鮮やかな絵で、ウサギと過ごす楽しい気持ちと
    おおかみの恐怖が描き分けられています。
    派手な色合いが、楽しいウサギ山は本当に楽しそうに
    おおかみ山は本当に怖そうです。

    おおかみとウサギ、普通なら友達になれない二人が
    仲良くなっていくお話です。
    途中ウサギはおおかみが怖くなってしまいますが、
    おおかみはウサギのおおかみが怖いという気持ちが解って仲直りします。
    人の気持ちを理解する事、友情の大切さ、いろいろな事を教えてくれます。
    沢山の子供に読んで欲しい一冊です。

    投稿日:2006/03/17

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  • 思いやりの基本

    • ぼのさん
    • 30代
    • ママ
    • 新潟県
    • 男の子10歳、女の子8歳、女の子3歳

    絵本の魅力にすっかりはまった、我が家のパパが借りてきました。
    「子どもたちは、どんな反応を示すのかな?」なんて考えながら、絵本を選ぶのが、楽しくてたまらないそうです。
    数ヶ月前までは、私と子どもたちが本を読んで笑っていても、別の部屋で、黙々と仕事をしていたパパがです。(これも、3人のパパのお話会に行ったおかげですね。ありがとうございました。)

    カラフルな絵が印象的な、この絵本。
    おおかみを一度も見たことのないうさぎと、うさぎを一度も見たことのないおおかみが出会ったら・・・?
    ガブとメイを思い起こす展開ですが、こちらはハッピーエンドですので、小さいお子さんにも楽しめます。

    人の嫌がることはしない、相手の気持ちになって考える・・・など、思いやりの基本がわかりやすく、さらっと書かれているのがいいですよ。

    投稿日:2004/03/08

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  • 友達の大切さを教えてくれる本!

    おおかみを知らないとうさぎとうさぎを知らないおおかみが出会うことで、お話は始まります。何も知らない2人は、教えあったりして、親友になります。が、うさぎもおおかみも本来のおおかみの怖さを知ってしまったのです。外見で判断したり、他人からの評判で怖くなってしまったり、でも、どちらとも本当の大切さを知ることが出来るのです。赤がバックの表紙、開けると赤や黄色がベースになっていて、インパクトがありますが、決して怖いお話じゃありません。中味があります。教えてくれるものがあります。是非、読書の秋におすすめしたい、1冊です。

    投稿日:2003/09/18

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