この絵本、とても子供をひきつけるようですね。
この絵本は、水族館の絵本のコーナーで読んだのですが、
隣にいた姉妹が、「あれはねー」「これはねー」といいながら、顔を突き合わせて絵本に夢中なのが、印象的でした。
うちの子供も、「これを読んで」と自分で選んで持ってきました。
まず、さんねんごい、とは何か?と親の方が気になります。
ほうほう、大きな鯉のことをこの地方ではそういうのですか。
長野県の方言で描かれているので、まだこの地方にはご縁のない私には、少々読みずらい本ではありましたが、
丁寧に描かれた、自然の風景がとても印象的な絵本でした。
読んでいる私も、深く引き込まれ、川で遊んだ記憶、野良で野菜を収穫した記憶がよみがえりました。
夏、くたくたになるまで遊んで、べたべたする肌の感触までもが。
私は現在、街中に住んでおり、息子を日常的に、こんな風に大自然の中で遊ばせることが出来ません。
せめて絵本でも…と思うのですが、…絵本の中でしか自然と触れ合えないことを、少しさびしく思いました。