大きくふくらんだおなかに、キスをしている女の子。
女の子がこれから生まれる命への愛おしさが伝わってくる、優しい写真が表紙。
女の子の名前は「まなか」6才です。
まなかちゃんが七夕に「あかちゃんがほしい」とお願いしたところ、
そのお願いがかなったんです!
そして、今日はあかちゃんが生まれてくる日。
お父さんもお兄ちゃんたちも、会社や学校からとても早く帰ってきました。
みんなで、あかちゃんの誕生を待ちます。
この本は全編写真で綴られています。
自宅出産のお話で、家族の表情がとても活き活きと伝わってきます。
お母さん(著者)はお風呂場での水中出産をしていて、
そのシーンは、こちらまでドキドキしてしまいます。
そして、生まれたての赤ちゃんのしわしわな感じ、壊れそうな感じに、
ちょっとグッときてしまいます。
ちなみに著者はNPO法人自然育児友の会という育児に関する活動をされている方で、
こちらのHPではこの絵本の裏話も見ることができます。
ご夫婦で作られたこの絵本、お子さん達にもご家族にも大切な1冊だろうな、と思います^^
幼児もさることながら、小中学生にも読んでほしいですね。
やっぱり写真の力はすごいですよ。
一つの命が生まれる幸せが詰まった1冊です。