白い馬」 みんなの声

白い馬 文・構成:松本 猛
絵:東山 魁夷
出版社:講談社 講談社の特集ページがあります!
税込価格:\2,200
発行日:2012年07月
ISBN:9784062177955
評価スコア 4.5
評価ランキング 9,167
みんなの声 総数 3
  • この絵本のレビューを書く

立場で選ぶ

並び替え

3件見つかりました

最初のページ 前の10件 1 次の10件 最後のページ
  • モーツァルト

    • レイラさん
    • 40代
    • ママ
    • 兵庫県
    • 男の子20歳、男の子17歳

    日本画家である東山魁夷さんの作品を、いわさきちひろさんの息子である松本猛さんが物語風に構成、
    文章を添えた作品。
    あとがきにもありますが、東山魁夷さんの作品には、モーツァルトの影響があるとのこと。
    ドイツやオーストリアの風景の絵が、ストンとストーリーに溶け込みます。
    東山魁夷館の館長もされて、研究書もある松本猛さんだからこそ、
    紡ぎだされるストーリーが素敵なハーモニーでした。
    「ぼく」という主人公が、幻想的な森で出会った白い馬に導かれ、ヨーロッパの風景の中を旅し、
    自分探しをするのです。
    絵本ですが、大人向けの重厚な作品です。
    東山魁夷ファンとしては、作品の一解釈として、興味深かったです。

    投稿日:2014/01/17

    参考になりました
    感謝
    2
  • 画集に物語とメロディが

    東山魁夷の白い馬シリーズの絵がとても大好きです。
    魁夷が数多く残したドイツ、オーストリアの自然風景と街並みの絵がつなぎあわせられて物語になったとき、白い馬が神格化されて、風景も街並みも意味のあるものとなりました。
    東山さんの絵は壮大で、それだけで深みも味わいもあるのですが、その中から物語を紡ぎだした松本猛さんも素晴らしいと思います。
    絵からのトリミングの仕方によっても、絵が別のことを物語始めるのだと実感。
    味わい深い絵本だと思います。

    投稿日:2012/09/18

    参考になりました
    感謝
    1
  • 聞こえてくる絵

    絵が好きで、時々美術館などに訪れます。
    東山魁夷の絵は、その静謐さの裏に
    いつも音楽が鳴っているような錯覚を覚えていて
    不思議だなぁと思っていたけれど
    この本との出会いで、その謎が解けました。

    この絵本は、魁夷の絵で構成され
    文章はいわさきちひろさんの息子さんが書かれたもの。

    この本には解説があり
    そこに「絵のイメージが浮かんだ時、同時にモーツアルトの旋律が浮かんでいた」とのこと
    また「絵の具が乾くのを待つ間も、モーツアルトを流していた」と・・・。

    おどろいた。
    私の中の何かが
    この絵に潜む音を、聞いていたのだろうか・・・。

    解説まで通して
    とても読みごたえのある一冊です。

    投稿日:2025/06/30

    参考になりました
    感謝
    0

3件見つかりました

最初のページ 前の10件 1 次の10件 最後のページ

※参考になりましたボタンのご利用にはメンバー登録が必要です。

この作品にレビューを投稿された方は、こんな作品にも投稿しています

はらぺこあおむし / しろくまちゃんのほっとけーき / ぐりとぐら / おつきさまこんばんは / きんぎょがにげた / もこ もこもこ

絵本の人気検索キーワード

ぐりとぐら /  はらぺこあおむし /  バムとケロ /  こびとづかん /  はじめてのおつかい /  そらまめくん /  谷川俊太郎 /  ちいさなちいさな王様 /  いないいないばあ /  いやいやえん /  スイミー /  飛び出す絵本

出版社おすすめ



児童書出版社さん、周年おめでとう! 記念連載

みんなの声(3人)

絵本の評価(4.5)


全ページためしよみ
年齢別絵本セット