食べ物で、『しりとり』をしていく絵本です。
最初のページは、『しりとりしましょ はじめは あ』
『あいすくりーむ むぎちゃ ・・・ ・・・ ・・・ しゅうまい』
次のページをめくると、『しりとりしましょ おつぎは い』
『いちご ・・・ ・・・ こしょう』という風に、見開き1ページごとに
『あ・い・う・え・お』としりとりが進んでいきます。
『わ』で終わりかと思ったら、濁音・半濁音とまだまだ続きがあります。
場面が変わるたびに見せる、食べ物たちの表情や動きも、ユーモラスで楽しいです。
一番最初に並んでいる場所は、しりとり1丁目のバス停で、次はしりとり公園という風に、ページをめくるたびに、しりとりだけでなく、お話も続いていきます。
しりとりなのに、『ん』で終わる言葉も何度か出てきます。
例えば『しりとりしましょ おつぎは こ』
『ころっけ けちゃっぷ ぷりん』『ん』がつくものがないか、みはっているしりとりばんけんが出て来ます。
『ん』がつくとたいほされるのです。
あやちゃんが、「“たいほ”ってなに」?と聞くので、「つかまえること」と言って、両腕であやちゃんを抱きしめると、次からは『ん』で終わる言葉が出るたびに、二人で抱きしめあいながら『ぷりんすめろん・みかん・にんじん』など言っています。
絵本として、食べ物の表情や動きから、お話を楽しむこともできるし、歌う様にリズムよく読んで、『ん』のつく言葉で終わると抱きしめたりと、ゲームのようにも楽しめます。