しあわせなハンス」 10歳のお子さんに読んだ みんなの声

しあわせなハンス 絵:バーナデット・ワッツ
訳:福本友美子
原作:グリム
出版社:BL出版 BL出版の特集ページがあります!
税込価格:\1,650
発行日:2009年05月
ISBN:9784776403647
評価スコア 4.22
評価ランキング 24,395
みんなの声 総数 8
  • この絵本のレビューを書く

10歳のお子さんに読んだ みんなの声から

みんなの声一覧へ

並び替え

1件見つかりました

最初のページ 前の10件 1 次の10件 最後のページ
  • ファンシーな絵本

    はたから見ていると、「なんて馬鹿な男だろう」と思ってしまいそうですね。
    しかし、ハンスはしあわせなのです。
    7年間勤めた仕事場からそろそろ帰る時期になったハンスは、親方から金の塊を受け取りました。
    7年間の仕事に対して、親方の評価はとても高いものだったのです。
    しかし、ハンスにとっては思いだけでありがたみがないのです。
    金の価値は分からないけれど、馬の便利さは分かる。
    ハンスは金より価値の高いと思った馬と金の塊を取り換えてしあわせです。
    ところが馬はハンスを振り落してしまいました。
    そんな乱暴な馬よりも牛の方が良いとハンスは考えます。
    それから、いろいろとものを取り換えて、最後には金がとぎ石にまで替わりました。
    金の塊がただの石に替わってもハンスはしあわせなのです。
    石が重く感じられるようになったとき、水をのもうとした井戸に石が落ちてしまいました。
    何もなくなったのに、ハンスは解放されてもっとしあわせになりました。

    はたからみていると馬鹿げた話ですが、こんなしあわせの感じ方の間違いではありません。
    周りを見渡せば、価値観の違いで似たような話がありはしませんか。
    ワッツさんは、最後の絵でしあわせなハンスと母親を描きました。
    金の塊が最後には何もなくなってしまったことを知って、母親はどう思ったでしょうか。
    そんなことがあってもお母さんは、子どもが帰ってきてくれたことで充分にしあわせだとしたら、とても素晴らしいことではないでしょうか。

    ところでワッツさん。
    登場人物はみなファンシーなキャラクターなのは何故でしょうか。
    ワッツさんの世界になっています。
    なんだが、ほのぼのとした気持ちで読み終えました。

    投稿日:2011/09/09

    参考になりました
    感謝
    0

件見つかりました

最初のページ 前の10件 1 次の10件 最後のページ

※参考になりましたボタンのご利用にはメンバー登録が必要です。

「しあわせなハンス」にみんなの声を投稿された方は、こんな絵本にも投稿しています

はらぺこあおむし / しろくまちゃんのほっとけーき / ぐりとぐら / おつきさまこんばんは / きんぎょがにげた / いないいないばあ / もこ もこもこ / おおきなかぶ ロシアの昔話 / がたん ごとん がたん ごとん / じゃあじゃあびりびり

絵本の人気検索キーワード

ぐりとぐら /  はらぺこあおむし /  バムとケロ /  こびとづかん /  はじめてのおつかい /  そらまめくん /  谷川俊太郎 /  ちいさなちいさな王様 /  いないいないばあ /  いやいやえん /  スイミー /  飛び出す絵本

出版社おすすめ

  • 星の子ども
    星の子ども
    出版社:冨山房 冨山房の特集ページがあります!
    グリム童話「星の銀貨」の世界をバーナデット・ワッツが描きだす。色彩豊かな美しい絵が名作童話の魅力をひ


【特集】絵本ナビのクリスマス2025

みんなの声(8人)

絵本の評価(4.22)

何歳のお子さんに読んだ?


全ページためしよみ
年齢別絵本セット