「あなのなかから…」 大人が読んだ みんなの声

表表紙の　あかいりんごが　おいしそう　あれ穴が開いてる

あなのなかから・・・

はじめは　りすくん　　あなのなかから　ばあ！　
さてだれでしょう？　もぐら

ねこくん　　あら！？　ねずみにばあ！て脅かされたよ！
こんどはね　お父さん　新聞読んでたら　・・・
ばあ！　ばあ！　

氷の穴で　さかなつり　穴が三つ　さて　ばあ！ば！ばあ！
展開がおもしろいです　さいとうしのぶさんのセンスが生かされて
家族みんなの登場　ばあ！　　ばあ！・・・・

あら？　あかいりんごのあなから　ばあ！　虫くんだ

裏表紙はな〜んだ？？

『あっちゃんあがつく』を読んで以来、親子でさいとうしのぶさんの大ファンになりました。さいとうさんの描くかわいくて明るいキャラクターが大好きで、作品を追っていろいろ読んでいます。
こちらは少し小さめサイズの絵本。
穴の中から「ばあ」と思いも寄らないものが飛び出してきます。それを見ていた人のびっくりしている様子が、とても楽しいです。
「ばあ」と誰かをびっくりさせたくなります。

赤ちゃんって、どうして「いないいない　ばあ！」が好きなんでしょう。
　「ばあ！」のあとの、きゃっきゃっ笑う顔の、なんて素敵なことか。まさに天使。
　だから、つい、「いないいない　ばあ！」をしてしまいます。
　さいとうしのぶさんのこの絵本は、まさに「いないいない　ばあ！」を絵にした作品。
　この絵本で赤ちゃんや小さな子供が笑い出す瞬間が見えてきます。

　「あな」が「いないいない」の状態。
　そのあとの「なかから…」が、「いないいない」と「ばあ！」のあとのちょっとした時間。
　あとは同じ、「ばあ！」
　ほらっ、笑った。
　「いないいない　ばあ！」で飛び出してくるのは、顔ですが、この絵本で「あな」から飛び出してくるのは、モグラだったりネズミだったりネコやイヌだったり。
　笑ってしまったのは、トンネルという「あな」から飛び出してきたもの。
　「ばあーーーーーー！」と、超特急なんですもの。
　なので、ページをめくる前に、「さあて、何が出てくるのかな」なんて、子供たちの興味を高める読み聞かせもあっていい。
　いろんな動物の名前を口にする子供たちの、底抜けに明るい笑顔が見えるよう。

　さあ、あなたも一緒にのぞいてみませんか。
　「あなのなかから…」、と「ばあ！」

さいとうしのぶさんが「あなのなかから・・・」なんて言ったら、
期待感マックスです。
シンプルにいろいろなアイテムが「ばあ！」と登場する、
いわば、さとうしのぶさん流いないいないばあです。
最初は難易度も低く、予想できるのもポイント。
中盤はやや難しいですが、親子で調べてみましょう。
注目は、服の穴。
これは、お着替えの時使えそうです。
もちろん、ここまでたっぷり堪能したら、生活のあちこちにあるいないいないばあを発見できることでしょう。
シンプルなので、小さい子から楽しめそうです。