「ちゃぼのバンタム」 大人が読んだ みんなの声

わぁ〜。この絵本の作者の解説を読むまで、ルイーズ・ファティオがデュボアザンと夫婦だとは気付きませんでした。
この絵本の最後に登場する農場の夫婦って、そうするともしかしたら、お二人のイメージで描かれているかもしれませんね。なんかこのページだけすごくリアルな印象を受けました。

お話は小さなちゃぼもバンタムが、農場に入り込んだきつねと戦い、見事やっつけたという話ですが、
なんてことないちょっとした農場の一コマのように見えて、
ちゃぼならの身の置き方の大変さとか、農場の動物たちの上下関係とか、ほのかな恋なんかも垣間見えて、なかなか楽しい作品でした。

活字が普通の絵本よりやや大きく、はっきり見えて良かったです。
絵も遠目が聞くので、小学校などの読み聞かせに使ってもいいかもしれません。

他のニワトリより小さいからと、姿が少し違うからと、仲間はずれで、軽く見られてしまったちゃぼのバンタムでした。
でも、ちゃぼの攻撃力は強いですね。
キツネをやっつけて勝利の鳴き声をあげたときの勇ましさには、ほれぼれしました。
でも冷静に考えると、バンタムが本当のお母さんを知らないのも可愛そうですよね。

ちゃぼのバンダムが、大好きな恋するナネットをきつねから

助ける為に、勇敢に戦います。

いつもおんどりの太っちょのたいしょうが、めんどりの世話を

して、見張っているのでナネットの傍には、いけないのですが、

きつねが来たときには、たいしょうは、逃げ出してました。

バンダムが、ネゲットに、「きみがすきだよ」と、する求愛方法も

素敵でした。バンダムとたいしょうが、喧嘩をやめて「なかなおり

のうた」を歌ったのも、素敵すぎました。

いつも行っている調剤薬局で、
本棚に並べてあったのをたまたま手に取りましたが、
・・・面白い！

生まれ持った姿形よりも、
男にとって一番大事なのは心意気！！（笑）

見返してやったはずの威張り散らしていた大柄なチャボに、
これからは仲良くしようと手を差し伸べる所も粋じゃないですか〜＾＾

すっかりバンタムのファンになってしまいました。

ナビでレビューを見て図書館で借りてきました
ご夫婦で作られた絵本なんですね
チャボのイキイキとした躍動感、勇敢に戦う姿を充分に想像しながら読みました
お話の内容も、見かけではなく本当の強さを扱った、心意気のあるものでした
6歳児以上を対象としてますが、子供にとったら体が小さくても正義感が強いほうが勝つことに、共感を得ることは間違いないと思います