小学生の男の子が徹底的に自己分析をするお話。
ふつうの小学生男子にはここまでのことはできません。
でも、
面倒なことをしたくないので、
ロボットに身代わりになってもらうため、
という流れがあります。
ロボットの質問に答える形で、自己分析をするので、
自然に読み進められます。
身代わりになってもらうというくだらなさも素晴らしい。
個人的には、
自己分析は、小学生になったら、
年に一度くらい徹底的にやるべきだと思っています。
他人からどう見られているのかを考えることで、
社会性がぐんと発達すると考えられます。
現代社会においては、
友人関係をうまく築けないなど、
社会性が足りない子が増えたため、
道徳の授業などで自己分析を取り入れる学校が増えていると聞きます。
この本をきっかけにして、
息子にもやらせてみたいと思います。
が、そういう堅苦しいことは抜きにしても、
この本は、とことん、おもしろい。
大人も子どもも理屈抜きにおもしろい。
必読の絵本です。