『ひみつのいもうと』というタイトルに惹かれて、読んでみました。
5歳前の園児でも充分に楽しめ、繰り返し読みました。
庭のすみの’ばらのしげみ’の裏のあなの中にあるふしぎな世界。
バーブロという7歳の女の子が、自分のことを’大好きなおねえちゃん’と呼んでくれる’ひみつのいもうと’とふしぎな世界を旅して、、。
読むほうも、バーブロの空想の世界を一緒に旅します。最後にはお別れのときもありますが、さらりと語られます。
バーブロにとっても家族にとっても、空想の世界から戻ってこられたことは、ほっとすることです。
ただ、’ひみつのいもうと’のかわいらしさを充分に味わったあとでは、空想で片付けられない寂しさも感じました。
どうして’ひみつのいもうと’との別れがあったのか、娘はふしぎに思ったようですが、心に残る1冊になると思います。