「戦争し知らないこどもたち」というサブタイトルを見て、この本にくぎ付けになってしまいました。
「ガザ地区」の名を知っている子どもたちは少なくないかも知れませんが、そこに暮らす子どもたちの生活をイメージすることは、そう簡単ではないはずです。
日々の中に戦争がある子どもたちにとって、平和とか自由とか、ましてや愛とか友情とかは遠い存在感でしかないように思いました。
命という言葉もひょっとしたら当たり前ではないのかも知れません。
そんなとても辛い本ですが、写された子どもたちの表情と、住んでいる場所の光景は、子どもたちに受けとめて欲しいと思います。