新刊
うごく! しゃべる! ぬりえーしょん 恐竜

うごく! しゃべる! ぬりえーしょん 恐竜 (小学館集英社プロダクション)

お子さまの塗ったぬりえが、アニメーションになる!フランス生まれの画期的なぬりえシリーズ!

  • かわいい
  • 盛り上がる

いわたくんちのおばあちゃん」 多夢さんの声

いわたくんちのおばあちゃん 作:天野 夏美
絵:はまの ゆか
出版社:主婦の友社
税込価格:\1,650
発行日:2006年08月
ISBN:9784072533048
評価スコア 4.83
評価ランキング 147
みんなの声 総数 64
  • この絵本のレビューを書く
  • 平和を考える良い機会に。

    • 多夢さん
    • 40代
    • ママ
    • 兵庫県
    • 女の子10歳

    私が読んでいると、娘が来て言いました。
    「それ、戦争の話やで。」
    「そうなんや〜。」

    『平和学習』の日、いわたくんのお母さんは、おばあちゃんから聞いた話をしてくれました。
    おばあちゃんのちづこさんは、六十年ほど前に原爆にあいました。
    1人助かったちづこさんは、家族を探しに広島の町にもどります。
    家があった場所にたどり着くと、そこには、焼けてしまった体がありました。
    ちづこさんの家族です。
    お母さんと小さな妹の着ていた洋服の布の切れ端をにぎりしめ、泣き続けるちづこさん。
    そんなちづこさんを想うと、胸が苦しくなって涙が止まりませんでした。(今でもウルウルします。)
    余りにもリアルな現実に、なんて残酷で辛く悲しいはなしでしょう。

    戦争は、ちづこさんの大切なものをすべて奪っていきました。
    ちづこさんの元に唯一残ったものが、
    原爆投下の数日前に撮影された家族写真だけでした。
    だから、ちづこさん(おばあちゃん)は、写真を撮るのが嫌いなのです。
    おばあちゃんの胸のうちを想うと、悲しくて悲しくて…

    広島の原爆の実話を基にしたおはなし。
    本当にあったつらい体験を語り継いで、
    二度と悲しい戦争を起こさないようにと願いが込められています。

    「ぼく、おとなになっても 戦争せんよ。
     ほんとよ。」

    ぼくのメッセージは、みんな1人ひとりのメッセージになりますように。


    最後に、娘は言いました。
    「買って・・・。」と。
    この一言で、この絵本を借りてきて読めて良かったと思いました。

    投稿日:2011/03/29

    参考になりました
    感謝
    0

※参考になりましたボタンのご利用にはメンバー登録が必要です。

さらに「いわたくんちのおばあちゃん」のみんなの声を見る

「いわたくんちのおばあちゃん」にみんなの声を投稿された方は、こんな絵本にも投稿しています

はらぺこあおむし / しろくまちゃんのほっとけーき / おつきさまこんばんは / きんぎょがにげた / いないいないばあ / もこ もこもこ / バムとケロのおかいもの / がたん ごとん がたん ごとん / キャベツくん / よるくま

絵本の人気検索キーワード

ぐりとぐら /  はらぺこあおむし /  バムとケロ /  こびとづかん /  はじめてのおつかい /  そらまめくん /  谷川俊太郎 /  ちいさなちいさな王様 /  いないいないばあ /  いやいやえん /  スイミー /  飛び出す絵本

出版社おすすめ

  • なまえのないねこ
    なまえのないねこの試し読みができます!
    なまえのないねこ
    出版社:小峰書店 小峰書店の特集ページがあります!
    ぼくは ねこ。なまえのない ねこ。ひとりぼっちの猫が最後にみつけた「ほんとうに欲しかったもの」とは…


えほん新定番 from 好書好日 新井洋行さん

全ページためしよみ
年齢別絵本セット