あの大津波は、人の暮らしを奪い、それまでに築いた環境を奪いました。
姿の変わった環境の中で棲息する生き物たちの姿を追い求めてみるといろんな事が分かりました。
たくましい外来種の生き物たちと、数少なくなった在来種で変わった構図がありました。
増えた自然の中で、今まで以上に増えた生き物がいます。
人間の耕作物を宛てにしていた動物たちは、えさとなる食べ物がなくて苦労してきました。
そして復興とともに生活圏を失っていく生き物たちです。
あまり意識したことのない観点から、津波のあとさきを考察できる、意味ある写真絵本です。