何処からかやってきた男。
近所の人達を助ける度に、家や柵などに色を塗らせてもらい・・・
何だか不思議な感じのお話の流れでした。
自分だったら、仲良くなっても、家に色を塗らせるのは・・・と思ってしまいますが、海外では色の塗り替えは割と行われているようですから、舞台が外国らしいということで、それほど違和感はありませんでした。
ラストは哀しい・・・けれど、最期まで優しさと驚きと感動をくれた男に対しての、町の人達のあふれる思いが伝わってきます。
描かれている挿絵の優しい色合いも相まって、穏やかな気持ちになれる素敵なラストでした。