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たった ひとつの ひかりでも

たった ひとつの ひかりでも(評論社)

どんなに暗くても、きっと見つかる、希望の光。

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としょかんライオン」 アダム&デヴさんの声

としょかんライオン 作:ミシェル・ヌードセン
絵:ケビン・ホークス
訳:福本 友美子
出版社:岩崎書店 岩崎書店の特集ページがあります!
税込価格:\1,760
発行日:2007年04月
ISBN:9784265068173
評価スコア 4.81
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  •  図書館。気持ちよくあの空間を共有するために、ルール(きまり)をとても大切にしているところ。
    この象徴とも言えるキャラクターの厳格なメリウェザー館長のこの図書館に、ライオンが…。
     はじめ、なんでなんでどうして?何しに来たの?どこから来たの?と「?」ばっかり。
     ところが、不思議なことに、気づくとこの状況を受け入れてしまっていました。
     館長の「で、そのライオンは としょかんのきまりを まもらないんですか?」の言葉に吹き出しつつ、どうなるんだろうと読み進めました。

     「しずかにできないのなら、としょかんから でていっていただきます。それが きまりですから!」と、一度館長からくぎを刺されたライオン。
     了解したライオンが、図書館の手伝いをすすんでおこない、この図書館にとても自然に居場所をつくっていくところが、読んでいて楽しい。
     
     館長のピンチに、“きまり”をやぶったライオンは…。
     生き生きとしていた図書館の空気が一転、灯の消えてしまったような様子に、息子も「暗いな〜。ん〜。」と図書館の中のこどもたちと同じ表情で読んでいました。

     ルール(きまり)を遵守することに気を取られてばかりいると、どんな目的でできたルールなのか、本来の意味を見失ってしまいます。大人の社会でも良く見かける事です。
     ルールについて考えるとき、何が一番大切なことなのかを大人にも教えてくれる良書でした。

     それにしても、この図書館に行って、ふさふさのたてがみのこのライオンにもたれかかって絵本を読みたいですね〜。

    投稿日:2009/09/28

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