どうして選挙に行かない人がいるのか、いかにも現実的に描いたシニカルな絵本です。
知らない、興味がない、関係ないとナイナイ尽くしの人たちが、やっと関心を持つのは、選挙の結果で自分が困った状況をもたらした時だったという、わかりやすい図式で描いています。
二人の対立候補の、どちらが当選したかという2択の選挙で、それぞれの候補者の当選した場合を想定したしかけ絵本でもあります。
投票しても自分の望み通りにならないことがあることも描かれているので、全てが思い通りにならないことがあることも解ります。
現実社会はこんなに単純ではないのですが、投票の大切さを改めて教えられました。