バムとケロはわたしがもうすっかり大人になってからはじめて出会いました。ゆっくり楽しみたくて、ひと月に一冊ずつ買い足してぜんぶ読みました。
その中でもこの「おかいもの」がいちばんのお気に入りです。
バムとケロのおかいものの楽しい1日の物語の絵の中で
(それもわくわくニコニコしてしまいます)
他の名もなきたくさんの小さな子たちも、のびのびいきいき、画面いっぱいでそれぞれの時間を楽しんでいます。
この登場人物(?)がお互いに「かまい合わない」感じがとても好きです。それぞれで、それぞれの楽しみ方をしても許される世界、みんながとても居心地良さそうなのです。
大人なわたしは時々、暮らしの中でその感覚を忘れそうになります。そんな少し息苦しいときに、この絵本を開くと、呼吸がしやすくなって世界がまたちょっと輝きます。