様々なタイトルで知っているはずの「やまなしとり」でしたが、とんでもない展開にビックリしました。
昔ばなしで3人兄弟といえば、だいたい上の二人がダメ男で、末っ子は正直者で救われる定型があるとは思います。
「やまなしとり」でも、末っ子だけはアドバイスに従ってやまなしを手に入れ、兄たちを助けるというお話だと思っていました。
ところが、末っ子も兄たちと同じ行動をとるのです。
ただ、末の弟は兄たちと違う強さを持っていたというところがポイントでしょうか。
このような、知っているつもりを裏切るようなお話に出会うと、その意外性が楽しくてたまりません。
小さいサイズの絵本でしたが、とても大きい絵本です。