ピンクになったシロクマのはなし、と副題にあります。
真面目に環境問題を考えさせてくれる寓話的ストーリーです。
シロクマたちが向かったのは、どんな願いもかなえる工場ですって。
その工場の動物って…、おやまあ、人間!?
なるほど、なるほど。
エアコン、冷蔵庫などなど、確かに願い通り。
でも、不具合はあるわけで。
その象徴がピンクの煙。
注目は、そこからの解決策。
シロクマも人間も一緒に考えていく過程に拍手です。
すぐには元通りにならないこともちゃんと明記。
巻末には、ピンクの煙が意味するものもきちんと解説してあります。
環境問題をまずは易しくイメージするのに程よい塩梅の作品だと思います。