無人島で父親と暮らす少女ニムと、冒険小説家のアレックスとのお話です。明るくて元気で、どこかしらファンタジックな雰囲気が、息子も私も気に入りました。
はらはらドキドキするような展開のところでも、心のどこかで「きっと大丈夫!」と信じて読み進んでいける安心感は、ピカイチです。息子は、楽しく一気に読んでしまいました。
この作品をもとに作られた映画(「幸せの1ページ」)もあります。映画では、アレックスに「極度の引きこもり」という性格が加えられていますが、それが「いろいろな経験をして人は成長する」というテーマと結びついて描かれるので、単なる笑いで終わらず、深い味わいになっています。
10歳くらいから読めると思います。
読んでいて、楽しく元気になる本です。