町田尚子さんのねこ本なら、と手に取りましたが、
どすこい!?
そう、生活すべてがお相撲ワールドのパン屋さんのみいちゃんのおはなし。
眠気覚ましにしこを踏む、腰を落として生地を丸め、すり足で運ぶ、などなど、
相撲ワールドが、作業のそこここに。
夢のなかでも、相撲!
でも、パン屋さんであることもちゃんと練り込まれてあるところが
いい塩梅。
ラストまで、相撲ワールドで走り抜ける様はあっぱれです。
ところで、みいちゃん、耳の先がカットされた桜ねこですね。
町田尚子さんらしいこだわりにも拍手!
小学生くらいから大人まで、なかなか滋味深い作品でしょう。