このお話は、普段見慣れている兎とは違う、アマミノクロウサギの子育ての様子を絵本にしたものです。二日に一度母兎が5分間の授乳の為、巣穴にやって来ます。授乳が済むと子兎を巣穴に戻して、巣穴の入り口を30分以上もかけてふさぐ様子が、いもとようこさんの優しさあふれる文章と絵で見事に表現されています。なんとなーく、ほんわかした気分になります。母兎の「とんとんとん」と入り口をふさぐ様子は、私達人間も添い寝をする時に、赤ちゃんや子供の胸を「とんとんとん」とやさしくたたくのと同じだと思いました。きっと心地よい眠りに誘われるのでしょうね。育児に疲れた時に読むと、心が癒されてほっと一息付けますよ。