『Eric Carle’s Storybook』が原題。
意外にも原書は1976年出版のようですね。
意訳の通り、エリック・カールさんがセレクトし、再話したグリム童話が収められています。
「しあわせハンス」「おやゆびトム」は題名だけ知っていて、
「りょうしとおかみさん」「3本の金いろのひげ」「7つの命をひと打ち」は初見でした。
どれも軽快な展開で、どちらかというと、イソップ寓話のような教訓が込められている印象です。
繰り返し展開の心地良さ、ちょっとした冒険譚、親子の絆などなど、
セレクトの妙を感じます。
もちろん、鮮やかなコラージュの絵は躍動的で、童話の面白さにマッチしています。
エリック・カールさん、ありがとうございます。