絵がとても美しく幻想的でとても魅力的ですごく印象に残りました。この絵本、読んでいるだけでも映画を見ているような気持ちになるのですが、この絵本が本当に映画化されたらどれだけ素敵だろうかと思いました。夏休みに出会った不思議な生き物、確かに鳥のような、ふわふわしたもの、私には小鳥のひなのように見えましたが、とても幻想的です。この絵本に登場する男の子も、この不思議な出会いと別れがあってなんだか切なくなりました。夏休みが終わり現実の世界に。誰もが夢のような世界にばかりいることが出来ないことをこの本はそっと教えてくれているようにも思いました。この本は子供たちにも大人たちも、色々な印象や思いを巡らせてくれる素晴らしい本だと思います。読む人それぞれがきっと違うことを思い浮かべるかもしれないけれど、出会いがあれば必ず別れが待っていること、そしてそれをどう乗り越えていくか。そんなところをいろいろと考えさせられる作品でもあるような気がしました。多くの子供たちや大人たちに読んでもらいたい作品です。とても美しい作品なので本当におすすめです。