オオカミがめんどりの家に来て、石のスープを作る…オオカミといえば、厄介者だったり嫌われ者だったり、恐れられていたりと、いいイメージがありません。この本でも最初はそんな雰囲気でした。でも。。。
石のスープをつくることで、動物たちが集まり、スープにもいろんな具材が加わり、みんなでスープを囲むという、あたたかさが生まれます。そこで、オオカミがどうするかが見ものです。
オオカミに対する見方が変わっていく動物たちや、オオカミの心境の変化に、安堵する気持ちが生まれ、読者としては読んでよかった!と思えるラストになっています。