何だか切ないような、心暖まるような、不思議な作品です。
イヌのジョン・ブラウンとふたりで暮らしているローズおばあさんにとって、ジョンが何よりの心の支えなのです。
そんなローズおばあさんに、気になるクロネコが登場しました。
当然ジョンは気に入りません。
クロネコに嫌がらせをしたり、無視したり。
おばあさんの心に陰りを作ってしまいました。
何よりも大好きなおばあさんのために、ジョンはどうすれば良いのでしょう。
割りきれない気持ちと、おばあさんを思いやる気持ちとが、さりげなく描かれていて、改めて老いるという事を考えさせられました。