生後間もなくもらわれていった子猫たち、さみしい思いをしている母ネコのもとに子猫達から電話がかかってきます。子猫達は楽しそうに幸せそうに暮らしていて「良かったな」とは思うのですが、お母さんネコの「そう・・・そうなの。」というセリフに涙がじんわりにじみます。そして電話を切った後の母ネコの後ろ姿は、何ともいえないひとりぼっちさに本当に涙が出ます。
小さい頃も読みながら泣いていましたが、子を持って母になった今、改めて読むとさらに泣けます。子供が巣立った後もこんな気持ちになるんでしょうか。いつかは離れていく子供と一緒に過ごすことが出来る今この時を、大切に生きていかなければいけないな。そう思わせる絵本です。