このシリーズの絵本が大好きです。
おおかみさんのさりげない優しさやきつねさんの素直さ、
お互いを思いやる心が自然で素敵です。
降矢ななさんの絵も大好きです。
嬉しい時には本当に嬉しそうで、はしゃいでいる時にはほんとうにはしゃいでいて、悲しいとき、ぽつりと取り残されたとき・・
感情がこちらにまでしっかり伝わってきます。
「ありがとうともだち」では「カジキマグロをつってやる」なんて言ってしまったけど全然釣れないおおかみさん、釣れなかったのはきつねさんのせいだとやつあたり(?)し、小声であやまるおおかみさんに、きつねさんが「もっとでっかいおおものつってくれたじゃない」「ぼくたちうみづりにきたんでしょ、それでうみがつれたじゃない」「まるごとのうみだよ」の言葉に感動して涙がでそうになりました。
日常でも子供達のいろんな物事に対する解釈はきっとこんなふうにきつねさんの様に広いんだと思いました。