3匹のこぶたのきょうだい、名前も可愛いし、筒井頼子:文、はたこうしろう:絵 にも魅かれて読んでみました。
でも、こんなにワクワクする要素が揃っているのに、今ひとつ盛り上がらないうちに終わってしまった、というのが正直なところです。
絵は飄々とした感じで、道を行く人の描写が同じページがあったりしてなかなか楽しいです。次男はこういうのが好きなので、立ち止まっては、同じポーズをしている人を見つけて楽しんでいました。
でも、お話がワクワクしないのです。
こぶたの仲良し家族が主人公で、町の住人も、くまやきつねやねずみと空想世界なのに、キーワードになる木の実の名前が、いよかんとかぶんたんとか、日本の果物で非常に現実的なのが、最後までしっくりきませんでした。