INSECT LAND(インセクトランド)ホタルのアダムとほしぞらパーティー INSECT LAND(インセクトランド)ホタルのアダムとほしぞらパーティー
作: 香川 照之 ロマン・トマ  出版社: 講談社 講談社の特集ページがあります!

齊藤ティラノさんの公開ページ

齊藤ティラノさんのプロフィール

その他の方・20代・静岡県

齊藤ティラノさんの声

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なかなかよいと思う 「稲生物怪録」より  投稿日:2010/03/29
ぼくは へいたろう
ぼくは へいたろう 作: 小沢正
絵: 宇野 亜喜良

出版社: ビリケン出版
まず、この絵本は「稲生物怪録」に登場する少年、稲生平太郎(いのうへいたろう)と
妖怪の山本五郎左衛門(さんもとごろうざえもん)のお話を元にしています。

このお話を知らなくても
日本の妖怪の持つ涼しくなるような怖さや、
何事にも動じない平太郎の気丈さは宇野亜喜良さんの絵や、
「きもだめしだな。よし いいとも」という平太郎の言葉から十分に伝わってきます。

ただ、私は稲生物怪録を知りませんでしたので、
とくに平太郎について触れることもなく物語が進み、
どんどん妖怪が出てくることに最初はうまくついていけませんでした。

へいたろうの背景が見えづらいのは、
原作の「稲生物怪録」が稲生平太郎本人によって
体験談として書かれたものであることがひとつの理由かな、と思います。

読みづらいな、と思ったのですが、
それだけでは捨てがたい魅力を持っているので、
☆を4つ、つけさせていただきました。

個人的にお気に入りなのはへいたろうの着物です。
毎日ちがう袴なのですが、なんてモダンでセンスがいいんでしょう。
宇野亜喜良さんの絵本の中ではこの絵が一番好みです。

読む前にこの絵本は
ばけものに屈しないへいたろうの勇敢さ
を描いたものなのだと分かっていれば少しは違うかな、と思いました。
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自信を持っておすすめしたい オススメ・いなかのネズミとまちのネズミ  投稿日:2010/03/11
イソップえほん いなかのネズミとまちのネズミ
イソップえほん いなかのネズミとまちのネズミ 作: 蜂飼 耳
絵: 今井彩乃

出版社: 岩崎書店
チーズ はちみつ たくさんのおかし。
いなかのネズミが みたこともない ごちそうです。
「きみは まいにち こんなものを たべているのですか」
「そうです。きみも まちへ ひっこせばいいのに」
「すごいなあ。いいなあ」
(カバー表紙裏より)

イソップ物語・いなかのネズミとまちのネズミ
のお話ですから、
他にもさまざまな絵本が出ているとは思いますが
中でもこの絵本は特に素敵です。

キャンパス地に描かれた、いなかも、まちも、どちらも魅力的で、
お互いのすみかが自分に合わなかったときの微妙な表情が
イソップ物語の持つ面白さを引き立てています。

「きらくで のんびりした いなかのほうが やっぱり いいなあ」
と言って帰った いなかのネズミが最後のページにいますが、
なんとものんびりしていて微笑んでしまいました。

手元に置きたい一冊です。
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なかなかよいと思う 親子愛と社会  投稿日:2010/03/10
ワニになにがおこったか
ワニになにがおこったか 作: M・マスクビナー
絵: ヴァレンチン・オリシヴァング
訳: 田中 潔

出版社: 偕成社
ワニになにがおこったか、
たしかに平凡に暮らしていたはずのワニに何かが起きてしまうのです。
それも誰かが意図したわけでもなく。

卵からかえったのはワニではなくヒヨコでした。
周りのワニたちからさんざんな非難を受けながらも
懸命にパパとしてヒヨコのリーパを育てるガーパ。

息子のあるがままの姿を受け入れようと模索するガーパの姿や、
父親の期待に精一杯答えようとするリーパ、
そして彼らを取り巻く決してあたたかいとは言えない
「周囲の目」に深く考えさせられます。

子供も大人も、というより
みんなで考えることができるのではないかと思います。

そんな中、リーパの可愛さが強く目にとまります。
「パパ!」とすり寄るリーパのなんと可愛いことか。
リーパの姿にガーパが笑顔になるとき、
こちらまであたたかい気持ちになれました。



追加するなら、個人的に☆を一つ減らした理由として、
「異なる二匹の在り方」としてのラストを期待したところ
どこかへ飛んで行ってしまったという終わり方に、
社会において異なるものと共存することは不可能なのだろうか
と受け取ってしまったことです。
いや、周りのワニに変化がないことにこそ、
読者に対する議題の提示があるとは思うのですが。

あの親子があの場所で幸せになる方法はなかったのかなと思いました。
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自信を持っておすすめしたい 一生懸命なぬいぐるみたち  投稿日:2010/03/05
もめんのろばさん
もめんのろばさん 作: わたり むつこ
絵: 降矢 なな

出版社: ポプラ社
クリスマスはぬいぐるみにとって
こどもにめぐりあう最大のチャンスなんです。

ろばさんはけんと同じ布でできていて、いつだって一緒、
鼻はけんがキスするせいですりきれています。
でもろばさんが迷子になってしまったおもちゃ屋さんにいたのは
まだ子供に可愛がられたことのないぬいぐるみたちでした。

「こどもに かわいがられるって、どんな きもちかしら」

クリスマスを舞台に描かれるぬいぐるみたちの一途な思いは
抱きしめたくなるような可愛さです。

ろばさんとけんがもう一度会えますように、という気持ちと同じくらい
他のぬいぐるみたちが愛されますように!と思いました。



それから、
「クリスマス」のお話で「ロバ」もいますが
宗教の観点から描かれたものとは違いました。
しまってあったぬいぐるみも引っ張り出して
「ごめんね!」と抱きしめたい気持ちになるんじゃないでしょうか。
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自信を持っておすすめしたい 小さなポケットから大きな十円玉  投稿日:2010/03/05
おみせやさん
おみせやさん 作: かどの えいこ
絵: たばた せいいち

出版社: 童心社
「なにかな なにか たのしいなにか」

おまじないをとなえて始めたおみせやさんには
可愛いお客さんたちがやってきました。

幼稚園のとき大好きだった絵本のひとつです。

この絵本で何が一番わくわくするって、
お客さんたちのもってくるお金が葉っぱや小石でもなければ
こども銀行でもなく、物々交換でもない、
みんなが実際に十円玉を出して買っていくことです。

小さなお客さんたちがハンカチやボールと引き換えに
ポケットから出す十円玉がいつもどれほど魅力的に見えたことか!

雨の日は外では遊べないけど、
でも雨の日のおうちはいつもと違って見えます。
雨の日だからこそ思いつく遊びってあったんじゃないでしょうか。

そういうことを思い出しながら今もう一度読んでみると、
雨の持つ不思議な魅力がぎゅっと詰まっているように感じました。
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