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まほうのさんぽみち

まほうのさんぽみち(評論社)

絵本が大好きな女の子とパパの、幸せであたたかいお話。

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もでらあとさんのプロフィール

ママ・30代・兵庫県、男13歳 女5歳

もでらあとさんの声

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自信を持っておすすめしたい 子供から大人までに伝わる「戦争の残酷さ」  投稿日:2010/08/01
クラウディアのいのり
クラウディアのいのり 作: 村尾靖子
絵: 小林 豊

出版社: ポプラ社
最初から最後まで、涙なしには、読むことができませんでした。

ロシアの絵本です。実際にあったお話のようです。
いつも一人ぼっちでいる異国の男性の姿が、戦争で両親を5歳の時に亡くし、一人で生きてきたクラウディア自身に重なったのでしょうか。
クラウディアが声をかけたのをきっかけに、日本人男性との生活が始まりました。二人はお互いに支えあいながら、つつましい結婚生活を送ります。

スパイ容疑をかけられ、帰国は絶対不可能という日本人男性には、祖国に、妻と、分かれた当時生まれたばかりの子供がありました。

男性は、国交が正常化されると、年老いた男性は日本に帰ることに。

最後の別れのときに、男性へ渡した一通の手紙の訳文が、一番最後に掲載されていますが・・・。何度読んでも、涙があふれてきます。
この世の中にこんなにつらいことがあってよいのか、と。
日本の家族のもとへ帰る男性も、いくら家族にあえるからといって、つらいロシアで二人で頑張ってきた彼女を一人にする、と考えただけで身の張り裂ける思いだったに違いない。

戦争は、絶対にあってはならない。
私も子供たちも戦争の実体験はもちろんないのですが、こんな恐ろしく悲しい出来事が過去に存在したこと、今後絶対にあってはならないことを、小さいうちから知ることができる、すぐれた絵本だと思います。
5歳の娘でも「悲しい本やなあ。かわいそうやった」と少しでも理解ができたようです。
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なかなかよいと思う ブレーメンの音楽隊、おしゃれ版。  投稿日:2010/07/28
ブレーメンの音楽隊
ブレーメンの音楽隊 作: グリム
絵: リスベート・ツヴェルガー
訳: 池田香代子

出版社: BL出版
たいていの方がお話をしっているであろう、ブレーメンの音楽隊です。
私が気に入ったのは、

★隅々まで、繊細に描かれた、「絵」
 水彩画のようなやさしいタッチの絵です。「役立たず」のレッテルを貼られた老齢の動物たちの傷ついた心が見て取れるようです。ページ上部に時々描かれている数式みたいなものが、個人的には気に入っています。

★語り口調が「大人言葉」
 まず、簡単な漢字には、振り仮名はありません。という点から、小学校低学年にはちょっと一人で読むには難しいのかな?と思いました。でも、大人にしてみれば、語り口調が「本当の老人の方々」のように表現されているので、明日はわが身(?)なんて、以外と感情移入して、読んでしまいます。ついつい動物たちを応援してしまいました。

5歳の娘は、最後の動物がそろうころから、「あ、これ知ってる!」と気がつきました。
インテリアとして、飾っておくとおしゃれなんじゃないかな、と思います。
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自信を持っておすすめしたい 江戸っ子な言葉と絵が、くせになります。  投稿日:2010/07/22
落語絵本12 ときそば
落語絵本12 ときそば 作・絵: 川端 誠
出版社: クレヨンハウス
5歳の娘のために、と思ったのが、中学1年の長男のほうが気に入っていました。

落語自体はあまり知らなくても、この「ときそば」は、ちらりと聞いたことがある、というほど有名なお話ではないでしょうか。

冬のある晩、男が、ちょっとした悪知恵をもって「そば」の勘定を支払いをごまかす場面を目撃!自分もやってやろう!と、翌晩、早速そば屋を探します。ここも”つっこみどころ”です。そんなワルい事、まねしちゃだめでしょ(笑)。
ところが、タイトルにもある「とき:時刻」が昨日とは違う。さてさて、この男はうまくごまかすことができるのでしょうか・・。

語り口調がとても楽しい!落語にあまりなじみのないもので、江戸っ子弁がとても新鮮です。また、描かれている夜の暗闇の雰囲気のせいか、なんだか、いわくありげな事が始まるのではないか、という、ワクワクはらはらな、なんともこそばゆいような感覚が起こってきます。そして、オチがやっぱり面白い!
話の展開にあわせて、男の江戸っ子な表情が少しずつ変化して行くのが、なんとも味わいが深く、オチはしってるのに、何回も読みたくなってしまいます。
5歳の娘には、語り口調は楽しかったようです(てやんでえ、みたく読んであげましたから)。長男は他の落語シリーズも読みたがってます。

日本の文化継承にも、一冊であれこれと有意義な絵本ですよ!
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自信を持っておすすめしたい 大人になっても、心が動いてしまう本です。  投稿日:2010/07/19
The Giving Tree(おおきな木)
作・絵: シェル・シルヴァスタイン
出版社: HarperCollins Publishers
小さな男の子と、「りんごの木」のお話です。
男の子とりんごの木は、大の仲良し。いつも一緒に遊びます。
男の子は、りんごの木がほんとに大好きで、根元に「あいあい傘(英語バージョン?)」まで彫ってしまうほど。

やがて男の子は成長し、その愛情は他の女の子へと移ります。
りんごの木は、一人ぼっちの時間が多くなります。

その成長とともに、男の子は、りんごの木へ様々なお願いをしに、戻ってきます。りんごの木は男の子に喜んでもらいたくて、一生懸命協力するのです。

そして、成人から老人へと、歳をとっていきます。

この本を初めて読んだのは、20歳くらいだったと思いますが、りんごの木がかわいそうで涙してしまった記憶があります(りんごの枝がまるで、人間の手のように描かれているので、りんごの喜怒哀楽がとてもよくわかります)。

そして、今二人の子持ちになり、また上の子はそろそろ親離れの時期に入ってきたため、何をせがんでくるのやら?と今はりんごの木の気持ちがちょっとわかります。”無償の愛”です。与えてしまうものなんですね。

そして、自分が死ぬまで、子供は何歳になっても(老人になっても)「自分の子供は、いつまでも子供」なんですね・・・。この本を読むと
つくづくその思いをかみしめてしまいます。

ただ、この本の男の子には、ちょっとお願いしたいですね。もうちょっと親孝行しなくちゃっていう、気持ちだけでももってもらえると、りんごの木は報われるよ・・・。

それにしても、とても、ためになる本です。子供とケンカしたり、いう事を聞かないときも、この本を読むと「まあ、いいか」と思えてくる気がします。
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自信を持っておすすめしたい 絵本以上の楽しさがつまっています。  投稿日:2010/07/12
ふわふわくもパン
ふわふわくもパン 作: ペク・ヒナ
絵: ペク・ヒナ
訳: 星あキラ キム・ヨンジョン
写真: キム・ヒャンス

出版社: 小学館
一言でいうと、「ドラマのような絵本」。

絵本なのに、映像をみているような、躍動感が印象的です。5歳の娘も目を釘付けにして見入ってました。

絵本全体にわたって、紙、布、針金等、様々なツールで仕上げられています。光の明暗なども、実際にライトが使われているようです。テレビの映像をみているような錯覚さえも感じてしまいます。

「擬人化された子猫の兄弟が、朝の雨の中にレインコートを着込んで、おもしろいことを探しに出かけていく」という設定からして、作者のペク・ヒナさん(韓国人)の心温な人柄がうかがえます。(普通の家庭なら、朝起きたら着替えて歯を磨かせますよね)
そして、兄弟がなんと、小さな「雲の切れ端」を見つけ、うちにもって帰ると、今度はママが、なんとなんと、パンにまぜて焼いてくれる、という・・!この猫のお母さんも、実に話がわかるおかたです。そして、「遅刻だ〜、遅れる!」と叫びながら朝ごはんを食べずに出かけていく猫お父さん。(このお父さんの慌てぶりが、見開き2ページにわたって描かれています。この姿は万国共通かあ、と笑ってしまいます)

子猫たちの冒険のみならず、父親への優しさも、盛り込まれています。「お父さんは毎日大変な思いをして会社へ行ってるんだよ」というメッセージも、読んでる子供たちにきっと伝わります。
読んだ後は、「さて明日は、わが子と何して遊ぼう?」と今日一日の子育ての疲れがふっとんでしまうような、そんな本だ、と思いました。
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【連載】第5回「怪奇漢方桃印」シリーズ 桃さんインタビュー

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