ごまねこ

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ごまねこさんの声

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自信を持っておすすめしたい どちらの立場にもなるかもしれない   投稿日:2016/01/05
宮沢賢治の絵本 カイロ団長
宮沢賢治の絵本 カイロ団長 作: 宮沢 賢治
絵: こしだ ミカ

出版社: 三起商行(ミキハウス)
トノサマガエルがどうしてこんなことをしてしまったのかを想像できる一文が、大人になってから染み入りました。
明日から仕立て屋をやります…
仕事で、偉いかえるのための服を仕立てたのでしょう。
そうして、そんな服を着てみたくなって、自分用にも仕立ててみて、着てみたら偉くなりたいきもちがおさえられきれなくなって、小さなアマガエルを相手にいばり散らしてみたくなったのでしょう。
人は、ちょっとしたことがきっかけで傲慢になってしまうような、かなしい弱さを持っています。それを知った大人になってから、改めて印象深い作品になりました。
こしださんの絵が、そんな薄暗い感情を彷彿とさせてくれるように感じました。
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なかなかよいと思う 赤ちゃんじゃないもんね   投稿日:2015/07/27
ちょっとだけまいご
ちょっとだけまいご 作: クリス・ホートン
訳: 木坂 涼

出版社: BL出版
一年生になったばかりの、おにいちゃんおねえちゃんになりきりたい子どもたちの読み聞かせ会で読みました。
迷子になるなんて、小さい子みたいでかっこ悪くて恥ずかしいけど、でもどうしようもない。それなら「ちょっとだけ」迷子、なんて、うまいこと言いますね。
なんとか解決したいフクロウの子と、ちょっとだけとはいえフクロウの子より大きいんだから、なんとかしてあげなきゃ、なんとかしてあげられるんだってがんばるリスの子。
大人も子どもも、フクロウの子とリスの子の一生懸命なところに共感できます。
子どもとはいえプライドがあること、いざとなったらけっこういいところまで頑張れるはずで、遠くから見ていてあげることも大事だな、ということを、大人として思うことができました。
とはいえ、ついつい「危ないよ」と声をかけてしまいます。反省。
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なかなかよいと思う ジュモンのような「えいっ」   投稿日:2015/05/27
「えいっ」
「えいっ」 作: 三木 卓
絵: 高畠 純

出版社: 理論社
小さい頃、お父さんが世界最強と信じて疑わなかった頃の気持ちを思い出しました。
お父さんと子どもの世界はくっついています。たのしいいたずらやふざけっこは、いつも父と一緒でした。裏山の噴火に備えて買出しに行こうとか、台風のあとのドライブでみつけた大きな水たまりを踏んでみるとか、ガス欠だ!と山頂の公園からエンジンをかけない車で坂道を下りてくるとか、誘拐されたお母さんを助けに行くとか…非日常的なごっこ遊びやいたずらは、必ず父が共犯者でした。いたずらをするとき、父と私と弟は以心伝心でした。信号が青になるのも、おなかがすいたころにおそば屋さんが見つかるのも、洗車のお手伝いをしたときにシートの隙間から100円玉がみつかるのも、サンタクロースが自分の好みを知っているのも、みんなお父さんが世界最強で無敵だからでした。大人になった今、それはみんな種明かしされてしまいました。父と思いきり楽しんでいるとき、母が困ったような顔をしていたわけもわかってしまいました。それでも、できることなら父のような親になりたいと思う自分に気がつきました。
副作用?として「世界最強のお父さん」になりたくなるかもしれません。
いろんなことを思い出したり考えたり…ジュモンのような「えいっ」でした。
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