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しばわんこの和の行事えほん

しばわんこの和の行事えほん(白泉社)

お正月、節分、夏祭り...季節に縁のある遊びに触れながら、親子で楽しめる日本の行事をご紹介。

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おともだちに なってくれる?

おともだちに なってくれる?(評論社)

ミリオンセラー『どんなにきみがすきだかあててごらん』のかわいい続編♪

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きみたまきみたさんの公開ページ

きみたまきみたさんのプロフィール

パパ・50代・東京都、女の子19歳 男の子17歳 女の子15歳 女の子3歳

きみたまきみたさんの声

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自信を持っておすすめしたい 冬の誕生日の娘さんへ  投稿日:2020/11/27
ゆきのひの たんじょうび
ゆきのひの たんじょうび 作・絵: 岩崎 ちひろ
案: 武市 八十雄

出版社: 至光社
真っ赤な帽子を被った可愛い女の子の表紙の絵に思わず引きつけられます。
「ゆきのひのたんじょうび」は、冬に誕生日を迎えるお子さんに、読んであげてほしい絵本です。

淋しさや不安、愉しさや期待など、小さい子どもが言葉にできない混ぜこぜの気持ちが、柔らかい絵と文で伝わってきます。
とても温かい気持ちになれる絵本です。

1918年生まれの作者は、生来の才能に加えて弛まない努力の末に、「モデルなしで10ヵ月と1歳を描き分ける」と評された観察力とデッサン力を得たと言われています。

「おふろでちゃぷちゃぷ」、「おやゆびひめ」、「戦火のなかの子どもたち」などの絵本の人気は未だ衰えず。

練馬区石神井にちひろ美術館・東京、長野県の北安曇野の松川村には安曇野ちひろ美術館があり、訪れたことがある方も多いでしょう。

安曇野ちひろ美術館は、松川村営の安曇野ちひろ公園の中にあり、自然の中で子どもと1日中楽しむことができます。いわさきちひろのイラストを挿し絵に使った黒柳徹子さんの自伝的エッセイである「窓際のトットちゃん」を記念した公園もあります。
美術館内のカフェは、オーガニック食材を取り入れたメニューが充実。とても美味しくお薦めです。ワインやビールもありますよ。

私は、若い頃までは、ちひろの絵は一見ほわっとしているだけに見えて、あまり好きではありませんでした。
しかし、自分に子どもができて、ちひろが愛情深く子ども達を描き続けた事が理解できるようになり、とても好きな絵本作家になりました。

「ゆきのひのたんじょうび」は、ちひろの絵本の中で、私が一番好きな絵本です。
2月生まれの娘にずっと読み聞かせてきた、思い出深い絵本です。

最近の絵本ナビでは品切れが続いているようです。とても残念なことです。
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自信を持っておすすめしたい シンプルでありながら時代を超える力がある  投稿日:2020/11/27
あ 作・絵: 大槻あかね
出版社: 福音館書店
写真絵本です。私のお気に入りの1冊。

2005年に「こどものとも年中向き」1月号として発表されたものが、その後に「こどものとも絵本シリーズ」の1冊として再刊されました。

この絵本は、読めば分かる。見れば分かる。
理屈ぬきで楽しめる、とっても愛おしい絵本です。

物語は、表紙から始まって、裏表紙まで続きます。
主人公は無機質な針金なのに、頁をめくるにつれて
、感情移入をし始めて、見えるはずのない針金の表情が、徐々に見えてくる気がします。

裏表紙で、走り去っていく主人公の後姿と影は、ちょっぴり切ない。

続編として「ああ」という絵本が発行されていますが、こちらは残念なことに福音館書店の「こどものとも絵本シリーズ」のラインナップにはなく、現在は入手が困難です。
私も、まだ読んだ事がありません。

大槻さんは、1973年生まれ。
「わごむ」、「えくんとことばくん」、「けいとだま」などの絵本の著作がありますが、雑誌、広告、CDジャケット、装丁など幅広い分野で活動して、様々な立体作品や映像などの創作に取り組んでいる人です。
「わごむ」も、大好きな絵本の1つです、

以前の私は、写真絵本は好きではありませんでしたが、友人からもらったある写真絵本をきっかけにして、今では、幾つかのお気に入りの写真絵本があります。

「あ」は、その中でも最高に好きな写真絵本です。
絵では表現できない物語があることをシンプルに示した絵本で、とても革命的。
この絵本には、時代を超えて愛される価値があると思います。

「長生きの絵本にハズレなし」との金言がありますよね。
私が好きな絵本も、長寿の絵本が多いです。
しかし、15歳という若い「あ」も、まったく侮れません。
写真絵本の可能性を広げる作品です。
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自信を持っておすすめしたい さわやかな心地よい絵本  投稿日:2020/11/27
なつの あさ
なつの あさ 作・絵: 谷内 こうた
出版社: 至光社
「なつのあさ」は、谷内こうたさんのデビュー当時の作品の一つです。

絵は、素人目には最初に稚拙な印象を与えますが、読み返しているうちに、魅力を感じてくる絵本です。

ほぼ全頁に短い文章が添えられているのですが、1枚だけ、文章のない絵があります。
読み聞かせの時は、この空白の頁の余韻を、どうやって子どもに伝えるのかが難しく、そして面白いです。
「しーーーん」なんて、ストレートに言うのもいいのかもしれません。

谷内さんは、1947年生まれ。ずっとフランスに在住されていましたが、2019年7月、71歳で亡くなってしまいました。
まだまだお若いのに残念です。

約30年前、「いわさきちひろ美術館」で開催されていた特別展で存在を知って以来、谷内さんは、私が一番好きな絵本作家の一人です。

谷内こうたさんは、叔父で画家の谷内六郎さんの勧めで、絵描きの道に入ったということです。
ちなみに、この谷内六郎さんは、週刊新潮の創刊号から、25年間に渡って表紙を描き続けた人。
昭和56年に急逝されてしまって、その掲載は途切れることになりましたが、今も、評価が高い画家です。
50歳を超えた私が子どもの頃、テレビで流れていた週刊新潮のコマーシャル。
「週刊新潮は、あした発売になりまーす」という子どもの声のナレーションが印象的でしたが、あの頃にテレビで映されていた表紙も、谷内六郎さんの描いた表紙だったのです。
お二人の谷内さんの絵には、奥底に共通するものを感じます。

閑話休題。

谷内こうたさんには20冊以上の絵本の著作があって、日本以外でも、フランス、イギリス、ドイツなど8カ国以上で出版されています。
しかし、谷内さんの著作は、一部を除いて、日本ではそれほど売れていないようで、多くの絵本が休版(現実的には絶版状態)という残念な現状があります。
「なつのあさ」はその一部の例外で、比較的売れていて、手に入りやすい絵本です。

初夏の午前中、爽やかな気持ちで子どもに読み聞かせるのもよし。
夜寝る前に夢の世界へ誘うように子ども達に読み聞かせるのもよし。
さわやかな心地よい絵本です。
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自信を持っておすすめしたい 親子で想像の翼がひろがっていく  投稿日:2020/11/27
おおきな きが ほしい
おおきな きが ほしい 作: 佐藤 さとる
絵: 村上 勉

出版社: 偕成社
上の子に、はじめて読み聞かせたときに、非常に懐かしい感じがしました。
調べてみたら、初版が1971年で、私が小学生の時に読んだことがある絵本でした。

子どもに絵本を読みきかせていると、本とのこうした再会があるのが一つの楽しみです。
自分が楽しく読んだことを思い出す絵本を、大人になって子どもに読み聞かせている感慨。

この本は、縦スクロールの要素がある絵本です。
表紙の裏、そして裏表紙の裏には、本編で描かれている縦長の絵が、縮小されて描かれています。
これを是非、子どもと一緒に楽しんでください。

前半は、縦に伸びる大きな大きな木が、ページをめくるたびに上へ上へと描かれていきます。
木に縛り付けたハシゴを、かおると一緒になって上っていくような気持ちでに、ワクワクしながらページをめくっていきます。
木の天辺までいけば、身体のまわりを通り過ぎる心地好い風を感じるような気がします。

私は、子どものころ、こういう図解的な絵が大好きでした。
アリの巣の断面図とか、海賊の秘密基地の断面図とか。
絵本ではないですが、「宝島」の挿絵の島の地図なんかも、見ていると頭がグラグラしてくるくらい好きでしたね。

この絵本は、子どもが秘密基地や隠れ家に憧れる気持ちを描いた本だと思います。
私も小学生の頃、ドラム缶や土管を利用した秘密基地を友達と一緒に作ったり、藪の中の空間を秘密基地にして、そこにおもちゃなどを運び込んだ経験があります。
「ロビンソン・クルーソー」とか読んだりした影響で、ツリーハウス、本当に憧れました。
「トム・ソーヤの冒険」にも、ツリーハウスは出てきましたっけ?

主人公の「かおる」は、自分の想像力を広げて一本の大きな木を育て上げていくとともに、その木に作ったツリーハウスで四季を過ごす自分を想像します。
途中からは、四季の移り変わりが映画の場面展開のように描かれていて、ツリーハウスでの生活に夢が広がります。

読んでいると、かおるの想像している木が、本当にどこかにあるような気がしてきますね。
こうした想像や行動は、子どもの発達の観点から考察すれば、親からの自立への準備ということになるのでしょう。
私は、いまだに秘密基地を作って閉じ籠りたくなる時がありますけれどね。

子どもに読み聞かせながら思うのは、最後に出てくるお父さんの理解ある言葉の素晴らしさです。
物語的に、最後の絵で、将来への展望が開けつつ終わる。
それが、読み聞かせが終わった後にも、親子の会話を深める機会に繋がっていく。

最近、子どもと散歩していて、「あの木なら、木の上にお家が出来そうだね」とか話しながら、大きな木を見上げることが多いです。
水平から目線を少し上げて見てみると、東京の街の中にも、けっこう大きい木は残っていることに気がつきます。

残念ながら、かおるの木ほどの大きな木はまだ見つけていませんが、いつの日か、本物の大きな大きな木を見上げながら、その木にハシゴをかけて、ツリーハウスを作って、木の上で一緒に暮らす夢を、子どもと一緒に語り合ってみたいものです。

実は縦スクロール部分が意外と読みづらい絵本ではありますが、床に置いて読めば、子どもと一緒にワイワイ楽しめます。

子どもと一緒に、想像の翼を大きく広げられる、とても楽しい絵本です。
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自信を持っておすすめしたい エルフは生き方の手本  投稿日:2020/11/26
かたあしだちょうのエルフ
かたあしだちょうのエルフ 文・絵: おのき がく
出版社: ポプラ社
小1で読んで、とても感動しました。
人というのは(エルフはだちょうだけど)、ここまで献身的、崇高、強靭になれるものなのだろうか、と思った記憶がある。 それ以来、エルフは生き方の手本の一つで、エルフのことを尊敬して生きてきました。そして、結果としてエルフを木にしてしまったライオンを心の底から憎んでいました。
あれから30年。
一昨日、連れ合いが買って来て、家に「かたあしだちょうのエルフ」があったので、娘に「かあさんに読んでもらったの?」と聞きました。そうしたら娘(5歳)が「そうだよ。でもね、ちょっと悲しいお話なんだよ」と教えてくれました。娘の感想に対しては、ぐっと堪えて「父さんも子どもの頃に読んだんだよ」とだけ言っておきました。
今は、この本に対する私の想いを押し付けることはせず、もう少し大きくなってから、この物語が彼女の心に何として残り、何が芽生えたのか、その一端を語り合いたいと思います。
でも、今の時点で、エルフの物語を「ちょっと悲しいお話なんだよ」と捉えてくれていると知ることができたのは、とてもうれしい。何気ない子どもの一言で、人としての成長を感じることができるのは、親の醍醐味ですね。
ところで、二度目にエルフを襲って木にする切っ掛けとなるのは、ライオンではなく、黒豹でしたね。30年ぶりに真実を確かめました。
では、一昨日までの私のライオンに対する強い憎しみは何だったのでしょうか。
それから、改めて見たら、エルフの絵って、版画なんですね。子どもの時のおどろおどろしい物語の記憶は、版画のタッチに拠るところが大きいのだな、と気がつきました。
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自信を持っておすすめしたい エッツさんに出会えた幸せ  投稿日:2020/11/26
もりのなか
もりのなか 作・絵: マリー・ホール・エッツ
訳: まさき るりこ

出版社: 福音館書店
「ぼくの さんぽに ついてきました」という言葉が繰り返されるうちに、子どもも大人も、森のなかに引き込まれていきます。
いつまでも森で動物達と遊んでいたい。
けれど、絵本には終りがあります。
読み終わった時、森のなかからぽっと抜け出したような感覚が、じんわりと残ります。

「もりのなか」は、とても長寿の絵本です。
そしてエッツ作品は、現在、20冊くらいが邦訳されています。
私は、「もりのなか」の他に、「わたしとあそんで」「ちいさなふるいじどうしゃ」「またもりへ」などを持っています。
どれも、おしまいの言葉が心に浸み込んでくる絵本です。

私は、「もりのなか」を読み返すと、息子が2歳の時、風邪で保育園をお休みした日に、布団の中から30回連続でこの絵本だけの読み聞かせをせがまれ、流石に往生した事を必ず思い出します。

あなたもぜひ、子ども達をエッツさんに出会わせてあげて下さい。その幸せのための最良の最初の一冊です。

そして、「もりのなか」を読み聞かせる時は、是非とも子ども達を膝の上に座らせて、後ろから静かに語りかけて頂ければ嬉しいです。

物語が、親と子どもを温かく包み込んでくれる絵本。
私にとって、とても大切な一冊です。
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自信を持っておすすめしたい 「横スクロールアクションファンダジー」の傑作  投稿日:2020/11/26
ターニャのぼうけん
ターニャのぼうけん 作・絵: ロートラオト・ズザンネ・ベルナー
訳: 斉藤 洋

出版社: ほるぷ出版
この絵本の存在を知っている人は、いったい日本に何人いるのでしょう。ちょっと心配。

この絵本は、話しのあらすじやオチを、正確に文章で表現するのが難しいです。

主人公のターニャは子猫、だと思います。お母さんも猫、遊びに来たおじさんとおばさんも猫、でしょう。他に主要な登場人物は、犬だと思われるテーオと名乗るおじさん。

ターニャの顔は、目鼻口ともに線1本で書かれています。しかし、表情の変化が微妙に表現されていて楽しいです。特に「じゅうどう」の場面の凛々しさは、中々素晴らしい。

文章も軽やかで、「あたらしいボールはいいにおい。ポンとはずんで、ピョンと とぶ」なんて感じで、お話し進みます。
ファミコン時代のコンピュータゲームの一ジャンル、「横スクロール式アクションファンタジー」的なノリです。「スーパーマリオ」とか「高橋名人の冒険島」とか。

これは、比喩的な意味だけではなくて、この絵本は、最初から最後まで、大きな横長の絵になっているということです。
完璧に1枚の絵というわけではないのですが、ターニャのいる世界が、1冊の本の中に等縮尺で詰め込まれているという感じです。

別の表現をすれば、人形劇的な要素を持っている。
登場人物と舞台、背景を、距離的に固定したカメラで追っていく展開でお話しが進みます。
それを徹底している絵本です。

舞台や映画を意識している画面構成と言っても良い。絵画や写真で言うところの、構図にこだわっています。
だからなのか、絵本には珍しく突き放した感じ、第三者的な視点が感じられます。

作者は映画の撮影で言うところのカメラワークを意識してしていないのだと思います。
具体的には、被写体を@ズームアップしない、Aパンしない、という縛りで絵を描いているようです。

これ、写真や映画を撮ってみれば分かるのですが、ものすごーく、もの凄く、難しいこと。
強調出来ない、変化つけられない、急な場面転換はできない、ということですから。
カメラワークがないために陥る冗漫な流れは、絵の質と話の展開で補って防いでいる。
それどころか、自分で作った縛りの効果で、最高に面白い水準まで質を高めてしまっている。
カメラ1台で、ワンカットで全編撮影した職人技の映画のようです。
その点、作者は、天才です。

絵は細部まで手が入っていて、とても楽しい。部屋にいるハエ、ネズミ、牧場の牛の表情など話しの脈絡とは全く関係ない部分がとても気になります。

また、とてもお母さんには見えないターニャのお母さん、剣山にしか見えない玄関マットなどもいい。

題名の「ターニャのぼうけん」は、看板に偽りありというか、「これは冒険なの?」と思います。
題名は「ぼうけん」と書かれていますから、もしかしたら漢字で書くと「某犬」なのかもしれない。
何十回と読み聞かせをしてきた私の結論としては、かなり力を込めて「冒険、ではないよね」と言えます。

主人公のターニャは、この日の経験をお母さんには話していないような気がします。そういう意味では、親から独立した経験の積み重ねというのが、人生においては、子どもの「冒険」なのだよ、お父さん、お母さん、と言えなくもないかもしれない。
と自分で書きつつ、それは相当無理のある歩み寄った解釈だと思います。

子ども達も、この絵本は他の絵本と違うと感じている気がします。作者は何だか3人分くらいある長い名前だし、「キャベツのにおい」ってなんなの?とか、テーオの屋敷にBSのアンテナがあるように見えるなど、謎は尽きないし、話しにオチというか結論的なものが無い。

しかし、こういう絵本が1冊、家にあっても良いと私は思います。
話しの展開こそ油断ができませんが、それが楽しく、ヘタウマ風の絵も愛おしい絵本です。
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