鼻で息する「はないきおばけ」と、口で息する「くちいきおばけ」。ライバル同士のふたりは、自慢の鼻と自慢の口、どっちがすごいか張り合っています。
ある日、ふたりは山のてっぺんまで競争することに。
くちいきおばけは、口からひゅ〜っと息を吸って、口からぷわ〜っと吐いて、どんどん進みます。
対するはないきおばけは、鼻からすぅと吸い込んで、ふんっと吹き出して、ちょこちょこ進みます。
「ひゅ〜っ ひゅ〜っ ぶわ〜っ」
「すぅ すぅ ふんっ」
最初の勢いはくちいきおばけが勝っているようですが、だんだんくちいきおばけに疲れが見え始め……。さてさて、レースの結果はどうなるでしょう?
鼻呼吸の大切さを、子どもたちにシンプルにわかりやすく教える絵本。
ぽかんとお口が空いちゃう子は、どうしたらいいのかな? だいじょうぶ。口呼吸を鼻呼吸に変えていくための方法もばっちり教えてくれますよ。
その方法とは、ご存知「あいうべ体操」。インフルエンザでの学級閉鎖がなくなった、病欠日数や病院への受診が減ったなど、メディアでも多数紹介され、大きな話題になりました。舌を正しい位置にもっていくことで、口が閉じられ、鼻呼吸ができるようになるのだそう。
実は、この絵本の作者は、「あいうべ体操」を考案した医師のいまいかずあきさんご本人。今回、子どもたちが簡単に楽しく覚えられるようにと絵本化されたのだそうです。
また、絵は、アートディレクター、CMプランナーであり、絵本作家としても活動されているおおのこうへいさんが手がけています。はないきおばけもくちいきおばけも、表情豊かで茶目っ気たっぷり。これでもか!というくらい、大きな表情で「あいうべ体操」をレクチャーしてくれるので、子どもたちも面白がって真似してくれそうです。
口呼吸は、ウイルスを体に入れやすいだけでなく、体の機能の発達にも様々な影響があるのだそうです。生まれてから一生し続ける「呼吸」。健やかな成長は、呼吸1回1回の積み重ねから! 子どものうちに、鼻呼吸が習慣になったらいいですよね。
風邪やインフルエンザの時期に読むのにもぴったり。ぜひ家族で、園で、読んで楽しく「あいうべ体操」にとりくんでみてくださいね。
「あいうべ体操」のコツがわかる絵本サイズのポスター入りです。
(掛川晶子 絵本ナビ編集部)
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口を閉じればインフルエンザにかからない⁉ 風邪をひかなくなる絵本!
テレビや新聞で多数紹介☆医師である今井一彰先生が考案した「あいうべ体操」は、口呼吸を鼻呼吸に変えていく舌の体操です。
本書は、子ども達が簡単に楽しく覚えられるようにと初の絵本化!
舌を正しい位置にもっていくことで、口が閉じられ、鼻呼吸ができるようになります。
鼻で息する「はないきおばけ」と口で息する「くちいきおばけ」。ライバルのふたりは、山のてっぺんまで競争することに。
最初は、勝っていた「くちいきおばけ」でしたが、疲れが出始め、最後は「はないきおばけ」が楽勝♪
元気の秘密を教えてもらったら、「あいうべ体操」してるんだって!
それじゃあ、みんなでやってみよう! 「あーいーうーべー!」
「あいうべ体操」のコツがわかる絵本サイズのポスター入り!
1日30回3ヶ月続ければ、舌の位置が正しくなって、鼻呼吸になります。
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