ナラ、ブナ、カバノキ…種類の違う10本の木には願いごとがありました。タンスやおもちゃ、バイオリンになりたい。「朽ちる」と言ったのはシダレヤナギ。夢見る木々たちのおしゃべりに、そっと耳をすませてみませんか? あたたかな木版画で描かれた、静かで美しい木の絵本。
様々な木々が、自分たちは切られたら何になりたいか語りあっています。
それは実際に色々なものの素材になる木々の特性であって、穏やかな語りの中に学びがありました。
この絵本、何よりも木版画で、やさしくお話を包み込んでいるのが素敵に感じます。
それぞれの木々が伐採されたり朽ちたりして、林がなくなっていくことに寂しさを感じましたが、ちゃんと次世代が育っていくところまで紹介されていて、ホットしました。 (ヒラP21さん 70代以上・その他の方 )
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