マルチーネクは、かわいい元気な男の子。ゆめは、おとうさんのような機関車の運転手になること。どんなことでも「ぼくだってできるさ!」と言って、できるふりをするのだけれど、お祭で迷子になって小学1年生の女の子・ヘレンカに助けられ、ちょっとあぶなっかしい…。でも怖かった石像の犬にさわることができるようになったり、文字が読めるようになったり、少しずつ「できる」ようになります。誰にでもあるちょっと背伸びをしたい頃のお話。他にもおばあちゃんの昔の写真を見せてもらって驚いたり、雪だるまを作ったりと、ほのぼのした日常を描きます。
約50年前のチェコの挿絵付幼年童話。表情豊かな人物の絵が個性的。
続きを読む