1967年ケイト・グリーナウェイ賞受賞。 叙情的に、そして幻想的な筆致で描かれた、チャールズ・キーピングの代表作。
【あらすじ】 チャーリーとシャーロットはいつも一緒。 ところがある日、シャーロットの住む古いアパートはとり壊され、どこかへ引っ越してしまいました。 さびしいチャーリーは、せめていつも二人でながめていた露店のカナリアを買おうと決心します── ちいさなカナリアがもたらした、しあわせな奇跡。
引っ越しをして会うことが出来なくなったチャーリーとシャーロットの心、変わっていく街並み、そしてこの絵本の象徴でもある金色のカナリアの描き方が、独創的で心に突き刺さってきました。
金色のカナリアは二人を結びつける天使だったのでしょうか。
猫に襲いかかれたときには別の展開を想像させながら、カナリアは大役を果たしました。
親切な鳥やさんも不思議な存在です。 (ヒラP21さん 60代・パパ )
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