
優しい善良なヘンリー・クランプ坊やが、神の御許に昇ってしまうまでをゴーリー独特のタッチで描いた崇高で謎めいた物語。

敬虔な幼子の一生。ただそれだけを描いた1冊で、逆に不安になります。ゴーリーなのに子供が不幸な目にあわないぞ…どういうことだ…?といった具合に。ゴーリーってすごい。
とはいえそこはやっぱりゴーリーなので、「なんでこの場面でトンカチ持ってるの?ねぇ何に使うの?」なんて描写もあり、不穏さは健在です。
子供が不幸な目にあわないとは書きましたが、果たしてこの子の一生は幸せだったのか?幸せと言い聞かせているだけなのか?読後ひっそりと襲ってくるモヤモヤ感もさすがです。 (たちばなさん 30代・ママ 女の子7歳)
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