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草原でくらし、草を食べるシマウマとヌー。森でくらし、獲物をかるワシとフクロウ……。 自然界の同じ場所でくらす生き物たちは、工夫を重ねながら食生活を送っています。 私たち人間に、ともに生きるヒントをあたえる絵本です。

読み終えて、思いきり唸ってしまいました。
共に生きることの大切さと、それができない愚かさを痛烈に叫んでいるからでした。
動物たちは、共に生きるための特性を持っているのです。
ヒメウとカワウという2種類の鳥が同じ場所にいることを知りました。
イグアナにウミイグアナとリクイグアナの種類がいることを知りました。
他に違う動物たちが、共に生きるために備えもった違いについて知りました。
ぶつかり合わないための特性を持って共生しているのです。
そしてと、結びに持ってきたのが人間です。
共に生きるということの大切さを忘れたら、滅びるものが出てきて当然じゃないですか。
共に生きることを忘れたものたちが、世界を壊していきます。
多屋光孫さんの絵は、激しく訴えています。
(ヒラP21さん 70代以上・その他の方 )
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