「つやつやソースの ハンバーグ いくつある?」
「1こある!」
「ぱくぱく もぐもぐ ハンバーグ おいしいね」
「まんまる おにぎり いくつある?」
「2こある!」
「ぱくぱく もぐもぐ おにぎり おいしいね」
おべんとうの中のおかずを「ぱくぱく」と食べながら、1から5まで数を数えていく――。そんな、おいしくてワクワクする「かずの絵本」が登場しました。
ページをめくると現れるのは、あたたかいタッチで彩りも豊かに描かれたおいしそうなおかずたち。ハンバーグソースのつややかな質感や、にっこり顔のおにぎり、たこさんウィンナーの可愛らしさが、子どもたちの「食べたい!」気持ちをぐっと引き出します。
「おべんとう」と「数」。一見、意外な組み合わせに思えるかもしれませんが、考えてみたら相性ばっちり。 おべんとう箱の中に大好きな卵焼きがいくつあるのか、たこさんウィンナーがいくつ入っているのか……。くいしんぼうな子どもたちにとって、それは何よりも重要で、うれしい関心事ですものね。
ひとつ、ふたつ、とおかずを食べていくうちに、おべんとう箱の中はどんどん空っぽになっていきます。 さて、最後に残っているのは……?
「これ、食べられるかな?」
そんな会話が生まれるラストは、好き嫌いのある子の背中をそっと押してくれるはず。
おべんとうに親しみながら、数にふれ、食べることの楽しさにも出会える一冊。
何より、「ぱくぱく もぐもぐ」と、親子で食べる真似をしながらの読み聞かせは、幸せな時間になりそうですね。
(掛川晶子 絵本ナビ編集部)
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