
私が保育園の年中のとき、担任の先生にこの本を読んでもらいました。
そのことを50年近くすっかり忘れていましたが、松井友さんの講演会がきっかけで思い出し、地元の図書館で探し出しました。絵本とは、このように長く心に残るものなのだと改めて実感しました。
お話は、こま回しの得意な小僧さんと、てんぐたちがこま回しで勝負するという内容です。
松井友さんの著書『私の絵本体験』によると、この話は「思春期に子どもが親を超えていくこと」のメタファーなのだそうです。てんぐは男性や父親の象徴だからです。昔話の奥深さを感じさせられます。 (なぎさなぎさん 50代・ママ 男の子23歳)
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