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2023年4月 新刊&おすすめ絵本

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絵本を探すとき、「子どもの頃読んでもらった」「懐かしい!」という感情はとても大切な絵本選びのポイント。なぜならその絵本はただの紙を綴じたものではなく、子どもの頃の思い出……お父さん、お母さんの膝の感触やぬくもり、声のトーンなどを一緒に連れてきてくれるきっかけとなるものだから。そして、その絵本を子どもに読むということは、思い出を共有して、さらに子どもの世代へ伝えることにもなるからです。もしかしたら何十年後、あなたのお子さんが親になって、本屋さんでその絵本と再会することもあるかも。

今回紹介する作品の多くは、40年近くロングセラーとして子どもたちが手にしてきた作品ばかりです。そして最近ではロングセラー絵本を英日CD付き英語絵本として楽しむ試みも広がっています。英語の学び直しにもピッタリな英語絵本もチェックしてみてくださいね。

『ちいさいおうち』『せいめいのれきし』などでおなじみバージニア・リー・バートン名作絵本『名馬キャリコ』が〈岩波の子どもの本〉創刊70年記念で待望の復刊!

「岩波の子どもの本」シリーズ

この書籍を作った人

バージニア・リー・バートン

バージニア・リー・バートン

1909年8月30日、アメリカのマサチューセッツ州ニュートンセンター生まれ。父はマサチューセッツ工業大学の学監、母はイギリス生まれの詩人で音楽家。バートンはカリフォルニアの美術大学で絵の勉強をするかたわらバレーも学び、1931年にボストンで絵の教えをうけた彫刻家ジョージ・ディミトリオスと結婚。以後、海べの小さな村フォリー・コーヴに住み、画家として、デザイナーとして、また絵本作家として活躍した。1968年没。 最初の絵本『いたずらきかんしゃ ちゅうちゅう』は、長男アーリスのため、第二作『マイク・マリガンとスチーム・ショベル』は次男マイケルのために描かれたもの。その他主な作品に『ちいさいおうち』『せいめいのれきし』『名馬キャリコ』(以上、岩波書店)、『はたらきもののじょせつしゃ けいてぃー』(福音館書店)ほか多数。

この書籍を作った人

せた ていじ

せた ていじ

1916年、東京・本郷に生まれる。東京帝国大学で国文学を専攻。戦後、「児童百科辞典」(平凡社)の企画編集者をふりだしに、児童文学の評論、創作、翻訳などにいくつもの大きな仕事をのこした。絵本の代表作に『きょうはなんのひ?』(福音館書店)があげられる。ライフワークのひとつに「落穂ひろい 日本の子どもの文化をめぐる人びと」(福音館書店)がある。1979年逝去。

『かいじゅうたちのいるところ』の作者&訳者のタッグが贈るちょっぴり不気味な冒険物語『まよなかのだいどころ』

  • まよなかのだいどころ

    みどころ

    「かいじゅうたちのいるところ」で知られるセンダックの、とっても不思議なお話です。
    ミッキーがやってきた真夜中の台所は、さながらマンハッタンの摩天楼ですが建物はすべて食べ物の箱や瓶。絵や展開はマンガチックで一見楽しそうなのですが、どうもほんの少し不気味さを感じます。
    ベッドに入った後の、パパやママの部屋の先の想像の世界への冒険。
    そしてその世界でミッキーは臆することなく堂々と立ち回り、満足して自分のベッドに戻ってきます。
    このあたりの独特の感覚が子どもの心を捉えるのではないでしょうか。
    大人が苦手でも敬遠せずに読んであげて欲しい作品です。

この書籍を作った人

モーリス・センダック

モーリス・センダック

1928年アメリカ ニューヨーク生まれ。アート・スチューデンツ・リーグに学ぶ。『かいじゅうたちのいるところ』(冨山房)でコールデコット賞を受賞、その他『まよなかのだいどころ』『まどのそとのそのまたむこう』(冨山房)、『ロージーちゃんのひみつ』(偕成社)、『そんなときなんていう?』(岩波書店刊)、『くつがあったらなにをする?』(福音館書店刊)、『ミリー』(ほるぷ出版)他多数の作品がある。国際アンデルセン賞、ローラ・インガルス・ワイルダー賞、アストリッド・リンドグレーン記念文学賞などを受賞。

この書籍を作った人

じんぐう てるお

じんぐう てるお

〈1932年-〉群馬県生まれ。青山学院大学名誉教授。児童文学評論、創作、翻訳など、幅広く活躍。おもな訳書に『アーサー・ランサム全集』(岩波書店)、評論に『世界児童文学案内』(理論社)、創作に『たけのこくん』(大日本図書)などがある。

神秘的な夜空の美しさに息をのむ『星のふる夜に─When Stardust Falls─』。世界が注目する日本画家・千住博さんが描く一頭の小鹿の物語

  • 星のふる夜に─When Stardust Falls─

    出版社からの内容紹介

    国際的に注目をあびている日本画家が、小さな鹿の一夜の冒険を美しく表現しました。
    文字がないだけ余計に絵の力が強く語りかける絵本です。
    迷子になった小鹿が星空の下をさまよう物語。けんぶち絵本の里絵本大賞受賞。

『ぐりとぐら』のコンビによる人気絵本『そらいろのたね』をネイティブの発音で楽しむ『英日CD付 英語絵本 そらいろのたね The Sky Blue Seed』英語の学び直しにも最適

「英日CD付 英語絵本」シリーズ

この書籍を作った人

中川 李枝子

中川 李枝子

作家。1935年札幌生まれ。東京都立高等保母学院卒業後、「みどり保育園」の主任保母になる。72年まで17年間勤めた。62年に出版した『いやいやえん』で厚生大臣賞、NHK児童文学奨励賞、サンケイ児童出版文化賞、野間児童文芸賞推奨作品賞を受賞。翌年『ぐりとぐら』刊行。『子犬のロクがやってきた』で毎日出版文化賞受賞。主な著書に絵本『ぐりとぐら』シリーズ、『そらいろのたね』『ももいろのきりん』、童話『かえるのエルタ』、エッセイ『絵本と私』『本・子ども・絵本』。映画「となりのトトロ」の楽曲「さんぽ」の作詞でも知られる。2013年菊池寛賞受賞。『ぐりとぐら』は現在まで10カ国語に翻訳されている。

この書籍を作った人

大村 百合子

大村 百合子

1941年東京生まれ。上智大学フランス語科卒業。旧姓大村百合子。高校三年の時より童話の挿絵や絵本の仕事を多くてがけ、明るく楽しい絵で子どもたちの心を魅了している。主な作品に、実姉中川李枝子氏とのコンビで「いやいやえん」「かえるのエルタ」「おひさまはらっぱ」「ぐりとぐら」シリーズ、「なぞなぞえほん」「くまさん くまさん」、自作絵本に「そらをとんだけいこのあやとり」「やまわきゆりこのあかちゃん日記」「やまわきゆりこのデイブック」などがある。

1950年にアメリカで出版されて以来、世界中の子どもたちに愛されているロングセラー『英日CD付 英語絵本 がちょうのペチューニア Petunia』。CD付き英語絵本で味わい深い原書に耳を傾けて

この書籍を作った人

ロジャー・デュボアザン

ロジャー・デュボアザン

1904年スイス ジュネーヴ生まれ。1925年、アメリカに渡る。息子のために絵本を作ったことがきっかけとなり、絵本作家・イラストレーターとして活躍。1980年没。主な作品に『ロバのロバちゃん』(偕成社)、『しろいゆき あかるいゆき』(BL出版)、「ごきげんなライオン」シリーズ、「がちょうのペチューニア」シリーズなど多数。

この書籍を作った人

まつおか きょうこ

まつおか きょうこ

神戸生まれ。公益財団法人東京子ども図書館理事長。大社玲子氏との仕事に「みしのたくかにと」(福音館書店)、「なぞなぞのすきな女の子」(学研)などがある。絵本、創作、翻訳作品などロングセラーの著書多数

大人から子どもまで幅広い読者に愛される名作『英日CD付 英語絵本 三びきのやぎのがらがらどん THE THREE BILLY GOATS GRUFF』がらがらどんの英語の迫力を体験できるのはCD付きの特権

この書籍を作った人

マーシャ・ブラウン

マーシャ・ブラウン

1918年アメリカニューヨーク州ロチェスター生まれ。1954年に「シンデレラ―ちいさいガラスのくつのはなし」(福音館書店刊)でコールデコット賞を受賞。1961年「むかしねずみが」(童話館出版刊)、1983年「影ぼっこ」(ほるぷ出版刊)で3度のコールデコット賞を受賞。

この書籍を作った人

瀬田 貞二

瀬田 貞二

1916年、東京・本郷に生まれる。東京帝国大学で国文学を専攻。戦後、「児童百科辞典」(平凡社)の企画編集者をふりだしに、児童文学の評論、創作、翻訳などにいくつもの大きな仕事をのこした。絵本の代表作に『きょうはなんのひ?』(福音館書店)があげられる。ライフワークのひとつに「落穂ひろい 日本の子どもの文化をめぐる人びと」(福音館書店)がある。1979年逝去。

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